2台体制でST600に挑むGBSレーシングYAMAHA
News 2022.02.21
神奈川県大和市にあるモトショップGBSを母体とするGBSレーシングYAMAHA。2022年シーズンは、エースライダーの菅原陸を軸に、新たに岡部怜が加わり、全日本ST600クラスに2台体制でフル参戦する。
「今年は2台体制でエントリーすることができました。2人のライダーには本当に頑張ってほしいですね。近藤湧也が亡くなった事故からもうすぐ3年になります。その後は菅原が1人で頑張ってきましたが、どうしてもチームが衰退している感覚はありました。このままでは湧也に怒られると思い、今年はチーム員も増やし体制を拡大して参戦していきます。またカッコよくて強いGBSレーシングを皆さんに見てもらうために全力を尽くします」と後藤高秀監督。
昨年はケガに泣かされた菅原は「2022年シーズンも同じ体制で走ることができることをチームやヤマハ、スポンサーの皆様に感謝いたします。今年は自分自身の調子もいいですしマシンも完璧です。何も言い訳はできないので必ず結果を出すために覚悟を決めて臨みます。そのために、このオフはダートとフィジカルトレーニングをとことんやりました。今までオフシーズンにこんなに自分を追い込んだのは初めてです。必ず結果につなげたいと思います! ぜひご期待ください!!」と勝負のシーズンと位置付ける。
そしてMFJカップJP250からステップアップする岡部は「今シーズンよりGBSレーシングYAMAHAからST600クラスに参戦させてもらう事になり、大変うれしく思っています。すばらしい体制で参戦できるチャンスをいただいたチーム、スポンサーの皆様に感謝いたします。参戦クラス、メーカー、マシンと全て初めて尽くしに加え、激戦の全日本ST600にフルエントリーすることは、最初は無謀な挑戦かと思いました。でも準備を進めていくうちに協力してくださる方も増えてきて自分のモチベーションも上がってきました。この気持ちを原動力に変えて毎戦全力で走り切り自分自身も確実に成長していきたいと思います!」とコメント。まだ19歳と、これからが楽しみなライダーの一人だ。
近藤湧也が無くなってから間もなく3年。湧也の意志を継いだチーム、ライダーが激戦の全日本ST600クラスの頂点を目指す。