2台体制でJ-GP3クラスに挑む41Planning
News 2022.03.12
宇井陽一が代表兼ライダーを務める41Planningに上江洲葵要(うえず・あおい)が新加入。まだ16歳ながら、今シーズンは、早くも全日本J-GP3クラス3年目を迎える。昨年まではSTDマシンのチャレンジカップだったが、今年は急きょKTM RC250Rをライディングできることになり、一気に初優勝、初タイトルを狙うと意気込む。
「今シーズンは、最高の環境を用意していただきました。宇井さんを始め、家族、応援してくださる皆さんに結果で恩返ししたいですね。KTMはコーナーが曲がらないという印象がありましたが、実際に乗ってみると、そんなことはなく、いいレースができる手応えを感じました」と上江洲。
上江洲の父は、90年代半ばから2000年にかけてGP125クラスでトップライダーして活躍した上江洲克次。葵要のレースをバックアップしてきたが、かつて宇井とチームメイトだったこともある。
「親子二代でチームメイトになることなんて、なかなかないですよね。葵要は、まだまだ速くなるし、9年間の世界グランプリ含む僕の30年のレース人生で培ってきたことを彼に全て教えていきたい。今年はミスなく落ち着いて走れば、いい結果が出せるでしょう。もっと成長するためにUB150は学ぶことの多いカテゴリーだと僕は思っています。今シーズン、葵要は両選手権にエントリーします」と宇井。
宇井の言葉にもあるように、葵要は、アジアロードレース選手権(ARRC)UB150にも宇井のチームであるTeam One For Allからフル参戦する。
宇井は引き続きダンロップタイヤの開発を目的とした参戦となる。マシンは引き続きIODA TR-004を使う。
多くのアスリートが在籍する通信制のN高等学校で学びながら、地元・羽曳野市を始め、多くの応援を背に16歳の上江洲葵要が2022年シーズンに大きな一歩を踏み出す。まずは、開幕戦モビリティリゾートもてぎでの走りに注目したいところだ。