ウェビック チームノリック ヤマハ 2022年チーム体制
News 2022.03.15
ウェビック チームノリック ヤマハ 2022年チーム体制発表会が3月14日(月)に株式会社リバークレイン横浜事業所で開催された。
2022年シーズンは、阿部真生騎がエースライダーに昇格し、全日本ロードレース選手権ST600クラスにフルエントリー。さらにオートポリス2&4、鈴鹿2&4にもスポット参戦。JSB1000クラスにもチャレンジする。
「普段トレーニングしていることを生かしていくことと、1000ccに乗ったことをプラスにして、まずは表彰台に上がりたいですね。1000ccは、電子制御、スリックタイヤと初めて経験することもありましたが、徐々に慣れて来たので、転ばないように他の選手の走りを見て学ぼうと思っています。ST600があくまでもメインなので、シリーズチャンピオンを目指して精一杯走ります」と真生騎。
チーム6年目となる青田魁は、昨年よりST600クラスにステップアップ。国際に上がる資格はあったが、もう一年、国内にとどまり、筑波、もてぎに加え、SUGO、鈴鹿の地方選手権にも参戦する。
「今シーズンもウェビック チームノリック ヤマハで走らせていただけることを感謝いたします。昨年からST600に乗り始め、筑波の最終戦では59秒台をマークでき、2位に入り上り調子でしたが、2月の練習で転倒し右手甲を骨折。筑波の開幕戦は出場することができませんでした。もてロー開幕戦から復帰できるので、まずは表彰台に上がれるように頑張ります」と16歳の青田。
チームを率いる阿部光雄監督は「2人ともレース経験が浅く、まだまだ未熟ですが、伸びしろは無限大です。弱小チームですが、ウェビックを始め、応援していただいてる皆さんのおかげで今シーズンもスタートが切れます。チームスタッフ一同、力を合わせてチャンピオンを目指します!」と持ち前の穏やかな口調で語った。
そしてチームを強力にバックアップし13年目となる株式会社リバークレイン信濃孝喜代表取締役社長は「2010年から応援し始め、12年が経ちました。阿部光雄監督の情熱に動かされ、若いライダーが育ち、実ってきました。野左根航汰選手、岡本裕生選手、ケミン・クボ選手など一線で活躍していることは、阿部監督の指導が正しかった証明だと思います。今年走る2人も可能性のある若いライダーなので、世界に羽ばたいていって欲しいですね」とコメント。
さらにウェビックとして全日本ロードレース選手権を盛り上げたいと、YouTubeでライブ配信しているモトバトルをサポート。ウェビックが得意としているユーザー参加型のデジタルコンテンツを展開していく予定だと言う。
会場には、真生騎の父、ノリックがライディングしたYAMAHA YZR-M1も一緒に並べられていた。まだバイクに乗り始めてわずか4年3カ月の真生騎が、さらに成長した姿を2022年シーズンの全日本ロードレースで見せてくれそうだ。