第4戦 スーパーバイクレース in SUGO ST600レース1
News 2022.06.05
朝から綺麗に晴れ上がり、気温もどんどん上がる中、ST600クラスの第1レースが午後2時45分にスタートした。飛び出したのは2番グリッドの横山尚太。ポールシッター荒川晃大、4番グリッドの羽田太河、5番グリッドの小山知良とこれに続く。ハイポイントからレインボーコーナーで前に出ようとトライする羽田だが、出きれず。さらに馬の背コーナーの飛び込みでも荒川のインに飛び込んで前に出ようとするがラインを外してしまい、荒川が再び2位の座をキープする。その馬の背でラインを外しながらも羽田は荒川の背後から離れず、チャンスをうかがう。直後のシケインで荒川が横山をパス。今度は荒川がレースを引っ張る形となる。
予選で見せた速さを荒川がこの第1レースでも披露し、トップに出た2周目に1分30秒618、3周目30秒538とハイペースでレースをリードする。これを上回ろうと羽田も3周目に30秒475のタイムでその後ろに付け、前に出るチャンスをうかがう。それに対して横山は2周目のタイムが31秒891と上げきれず、4位争いまで落ちる。ギア抜けを起こしたという小山は3位に上がってその位置をキープするものの、荒川、羽田の二人から少し離されてしまう。
6周目の1コーナーで羽田が荒川のインから前に出る。トップを死守しようとする羽田は荒川を抑えることに集中したため、翌7周目はペースが一気に1秒ダウンする31秒922となり、荒川も32秒070までタイムを落とす。これでチャンスを得たのが、3番手を走る小山だ。7周目を31秒163のペースで走っていることから、その差を詰めてきた。
もう一度前に出ようと荒川は9周目の1コーナーで羽田のインに入って前に出るが、クロスラインで羽田が再びトップを奪い返す。ペースは31秒後半から32秒前半。対して31秒中盤から後半でラップする小山は10周目に入るメインストレートでトップ2台に追い付き、1コーナーでアウトから一気に荒川をパスして2位へ。翌11周目の1コーナーでは羽田もパスし、トップに立つ。
もう一度トップを奪い返したい羽田は13周目の馬の背で小山のインに飛び込み、うまくラインに乗せてトップに立つ。しかし体重を落とし、このレースに備えてきたという小山はその軽さによる加速で得られるストレートスピードを生かし、14周目のメインストレートで羽田を抜き去る。このあたりからバックマーカーが出始め、トップ争いはそれをパスしながら展開されていく。テールtoノーズでラップするトップ3台、しかし、それぞれが前を抜くことができない。結局、小山がトップの座を守りきりトップチェッカー。2位に羽田、3位荒川となった。
レース2は、5日(日)15時15分スタート、20周で争われる。
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