第4戦 スーパーバイクレース in SUGO ST600 レース2
News 2022.06.06
ST1000クラスの赤旗中断によるリスケジュールで、ST600クラスRACE2は16時15分から18周で行われることとなったが、2周目にオイルによる複数台の転倒が発生し、赤旗中断。レインボーコーナーを中心に、ピットロードまでオイル処理をすることになったため、大幅な仕切り直しが必要となった。
結局、RACE2は17時35分から12周で行われることになった。午後4時時点で気温は20度、路面温度37度だったが、そこから気温がさらに下がり、17時半の時点で気温15度、路面温度は25度だった。
スタートで飛び出したのは、ポールシッター荒川晃大。オープニングラップを1分35秒293、2周目30秒788と、序盤から積極的に飛ばしていく。2番手に付ける羽田太河が1周目1分36秒008、2周目31秒699というペースなので、オープニングラップを終えただけで二人の差は既に0.8秒と広がり、2周目には2秒まで広がっていく。
赤旗中断となる前のレースでも荒川はスタートから飛び出している、そのためにこの展開が予測できていた羽田は、サイティングラップで可能な限りペースを上げてリズムを掴んでおこうとトライしたが、コースに出た1コーナーから4コーナーまでずっとフロントが切れ込み、とてもペースを上げられる状況ではないと、セーブせざるを得ない状況で序盤を慎重に走ったと言う。
対する荒川は、冬期のテストをチームは積極的にこなしていることもあり、タイヤのフィーリングを把握することに長けていることから、タイヤが十分に暖まっていない走り出し直後の状況でもハイペースでのラップが可能で、それが今回の好走に繋がったようだ。
結局、ライバルを圧倒する走りで荒川は第2レースをトップで走り切り、12周のレースで2位に9秒1の差を付ける圧勝。2位羽田、3位は着実にポシションを上げてきた井手翔太が獲得した。
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