第4戦 スーパーバイクレース in SUGO ST1000
News 2022.06.06
波乱の展開となったST1000クラス。2周目に入ったところで3台が転倒するアクシデントが発生。マシンが炎上し、コース上にオイルも出たため赤旗が提示され、JSB1000クラス レース2の後に、2周減算の16周で争われることに変更される。
仕切り直しとなったレースはポールポジションスタートの渡辺一馬がホールショットを奪い、スポット参戦の埜口遥希、高橋裕紀、國峰啄磨、南本宗一郎、津田拓也、長谷川聖、岩戸亮介、豊島怜、石塚健、伊藤和輝と続いていく。4コーナーでは、早くも埜口がしかけ、渡辺をかわしてトップに立つ。後方でも岩戸が長谷川と津田をかわしてポジションを上げる。
埜口がオープニングラップを制し、渡辺、高橋、國峰、南本、岩戸、津田、豊島と続く。シケインでは、高橋と國峰のラインが交錯し接触があったがポジションは変わらず。4周目のSPインコーナーでは、渡辺が埜口をかわしトップに浮上。これを見た國峰もシケイン進入で埜口をかわして2番手上がる。この時点でトップ争いは、6台が形成。後方では、豊島が津田をかわして7番手に上がっていたが6周目の2コーナーで転倒。悔しいリタイアとなっている。
渡辺のペースが思っていたよりも上がらないのを見た國峰は、8周目の1コーナーでトップに立つと1分28秒台にペースを上げる。渡辺は、このペースについていけない。逆に埜口は、渡辺を11周目の馬の背コーナーへのブレーキングでかわし2番手に上がると、トップの國峰を追っていく。埜口は12周目にコースレコードを更新する1分28秒563をマークすると一気に國峰のテールを捕らえる。
トップ2台に遅れてしまった渡辺の背後には、高橋が迫り12周目の馬の背コーナーで前に出ていく。ここで高橋と渡辺は接触があり、渡辺が失速。その直後のシケイン進入で南本が4番手に上がり、渡辺は5番手に順位を落としてしまう。渡辺は、13周目に入るホームストレートですかさず南本を抜き返すが、2コーナーで南本が再び前に出る。
國峰と埜口のトップ争いは、1分28秒台にペースアップ。テールtoノーズのまま最終ラップ勝負となっていく。埜口は、馬の背コーナーのブレーキングでしかけインから前に出ていくが、立ち上がりで國峰もしっかり加速させるとSPインコーナーでトップを奪い返す。続くシケインでは、埜口がバックマーカーに引っかかってしまい万事休す。國峰が10%勾配を駆け上りトップでチェッカー。うれしいST1000初優勝を飾った。
埜口も悔しいレースとなったが大健闘の2位。3位争いは、高橋が渡辺とのバトルを制し表彰台に上がり、暫定ランキングトップをキープ。5位に南本、6位に岩戸と続き、津田と伊藤の7位争いは、津田が制している。9位に石塚、10位に長谷川、11位に中村竜也、12位に芳賀瑛大、13位に柴田義将、14位に松川泰宏、15位に松本隆征と続いた。
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