第5戦 筑波大会 J-GP3クラス決勝レース
News 2022.06.26
真夏を思わせる太陽が照りつける筑波サーキット。午前中から気温は30度を超えた。第5戦筑波大会はJ-GP3クラスのみの開催。日曜日に予選・決勝を行うワンデー開催。
午前9時20分から始まった公式予選。序盤は木内尚汰、高杉奈緒子、若松怜が上位に顔を並べる。中盤になると昨日のART合同走行トップの上原大輝がトップに立つ。残り9分で江澤伸哉が最終コーナーで転倒。ライダーとマシンがコースサイドに残ったため赤旗中断となる。再開後、尾野弘樹が1分を切る59秒923をマーク。このタイムがポールとなり尾野は今シーズン初ポールを獲得。木内、上原、若松、小田喜阿門の予選上位5台。
炎天下の13時30分、25周の決勝レースがスタート!ホールショットは尾野が奪う。上原、木内と続いて2コーナーを立ち上がる。スタートが決まったら序盤からダッシュして引っ張ろうと考えていた尾野は1周目からアタマひとつ飛び出してオープニングラップを制する。以下、上原、木内、若松、中島元気、徳留真紀、彌榮郡、小田喜阿門、高杉、大和颯の上位10台。トップの尾野に、上原、木内が近づく。4周目の第2ヘアピンでその差をグッと縮めると最終コーナー立ち上がりからホームストレートで上原が尾野をパス、トップに浮上する。トップグループは、上原、尾野、木内、若松、徳留、彌榮郡までの6台。
レース中盤、上原、尾野、木内のトップ3台が集団から抜け出す。15周目の3番手木内と4番手若松の差は1.1秒。トップ上原はここでペースを上げる。16周目に1分00秒352のファステストラップをマーク、これに尾野がついていけない。上原と尾野の差は徐々に開いていく。その後方では若松、徳留、大和による4番手争い。ややペースが上がらない若松を17周目に徳留がパス、4番手に浮上する。19周目の第2ヘアピンで大和が若松をパス、5番手に浮上、若松は6番手に後退。
トップ上原のペースが落ちない。後方から追う尾野はタイヤが厳しくなってくる。22周目の第1ヘアピン進入でフロントが暴れる。その間にトップ上原との差がさらに広がる。木内も尾野をパスしたいところだが、最終コーナーからホームストレートでスリップに入っても1コーナー進入で尾野が上手くブロックして抜かせない。
迎えたファイナルラップ、上原、少し離れて尾野、木内の順にコントロールラインを通過。木内は尾野のすぐ背後にまで迫る。しかしここで赤旗が掲示される。アジアコーナー立ち上がりで中島と齊藤太陽が転倒、コース上にマシンが留まっていたため中断。23周終了時点の順位でレース成立となった。上原は全日本ロードレース初優勝を飾る。しかしチェッカーフラッグを受けられず少し残念な初優勝となった。2位には尾野、3位木内の表彰台。4位徳留、5位大和、6位若松、7位彌榮郡、8位小田喜、9位武中駿、10位三谷の上位10位であった。
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