第6戦オートポリス ST1000 決勝レース1 レポート
News 2022.08.27
第6戦オートポリスよりシーズン後半戦に突入した全日本ロードレース選手権。とはいえ、ST1000クラスは、まだ2レースしか行われておらず今回が3戦目となる。ただ、2レース制となっており、土曜日に公式予選とレース1、日曜日にレース2が行われるスケジュール。シーズンを占う上では、重要な1戦になることは間違いない。
渡辺一馬(ポールポジション)
事前テストから好調だったのは、渡辺一馬、國峰啄磨、高橋裕紀。金曜日の走行でも國峰が1本目にトップタイムをマークするものの、2本目に渡辺がコースレコードを上回るタイムをたたき出していた。一方、高橋は2本目のセッション終盤にファイナルコーナースタンド前で転倒を喫してしまう。メインバイクがダメージを受けてしまったため、スペアバイクで予選を戦うことになってしまう。
津田拓也(予選2位)
公式予選では、渡辺が好調をキープ。1分50秒525のニューコースレコードをマーク。2番手に津田拓也が1分50秒860、3番手に國峰が1分50秒862で続き、上位3台がコースレコードをブレイク。高橋は、1分51秒369で4番手につけていた。
國峰啄磨(予選3位)
土曜日の午後、最後のスケジュールとして行われたST1000クラスのレース1。ポールポジションスタートの渡辺がホールショットを奪い、國峰、高橋、津田拓也、岩戸亮介、南本宗一郎、村瀬健琉、國川浩道、石塚健、豊島怜と続いていく。第2ヘアピンでは、津田が高橋をかわして3番手に浮上。ジャットコースターストレートエンドの右高速コーナーでは、南本が岩戸をかわして5番手に上がるが、すぐに岩戸も抜き返す。オープニングラップは、渡辺が制し、國峰、津田と続き、やや高橋が離され南本、岩戸、國川、村瀬と続いて2周目に入っていく。3周目には、5番手につけていた南本が第2ヘアピンで転倒。再スタートするものの大きく遅れてしまう。
ST1000レース1スタート
レースは、渡辺が引っ張り、國峰、津田が続き3台がトップグループを形成。これを高橋が追う展開となるが、なかなか追いつくことができない。レース終盤にさしかかると津田のペースが上がらず、渡辺と國峰についていけない。その背後には高橋が迫り、11周目のホームストレートで津田をかわして3番手に浮上する。
ST1000レース1トップ争い
トップ争いは、渡辺と國峰の一騎打ちとなり最終ラップの勝負となる。勝負をしかけたい國峰だったが、3コーナーでシフトダウンをミスしてしまい、その差を詰めることができない。渡辺がトップを守りきり、ポールtoフィニッシュで今シーズン1勝目を挙げた。國峰は2位に入り暫定ポイントリーダーに踊り出る。高橋は3位となり、1ポイント差で暫定ランキング2位となった。
ST1000レース1高橋裕紀
津田が4位、岩戸が5位、國川が6位、豊島が7位、石塚が8位、村瀬が9位、芳賀瑛大が10位でチェッカーフラッグを受けている。
ST1000レース1渡辺一馬
ST1000レース1渡辺一馬