第6戦オートポリス ST600 決勝レース
News 2022.08.29
気温は高いが湿度が低いので爽やかな夏空の中ST600クラス決勝スタート。ホールショットは鈴木光来が奪うが止まりきれず縁石ギリギリまで膨らんでしまいそのイン側を井手翔太、小山知良が駆け抜けて行く。しかし1コーナー進入で羽田太河と横山尚太が接触転倒。赤旗中断となる。
#12井手翔太と荒川晃大
周回数は15周から10周に減算された。横山はマシンを修復してグリッドに付いたが羽田はピットスタートとなる。仕切り直しの決勝レースがスタート。ホールショットは井手が奪う。2番手にはマシンを修復した横山、荒川晃大と続いて1コーナーを立ち上がる。オープニングラップは井手が制し、第2ヘアピンで前に出た荒川が2番手、横山が3番手、以下、伊達悠太、小山知良、鈴木、阿部恵斗、長尾健吾、伊藤元治、國井勇輝の上位10台。2周目の第1ヘアピンで伊達が横山をパス、3番手に浮上する。横山はペースを上げられずジリジリと順位を下げていく。代わって上がってきたのが阿部。4周目には4番手に浮上。
#5阿部恵斗
トップ井手は1分53秒後半から1分54秒前半のラップタイムを刻む。2番手荒川、3番手伊達もほぼ同じタイム。伊達は予選11番グリッドからここまで順位を上げてきた。上位3人は等間隔の差で周回を重ねる。そのトップグループに阿部が追いついてきた。4周目には上位陣でただ一人1分53秒台に入れて伊達との距離を詰める。6周目の登りセクションでは伊達の背後にピタリと付け7周目のホームストレートでかわすと3番手に浮上、伊達との差を広げ始める。
雄叫びの阿部恵斗
レース終盤、井手のラップタイムペースが鈍くなる。荒川は井手よりもコンマ3秒ほど速いラップタイム。7周終了時のタイム差は0.237秒と背後まで迫ってきた。さらにその後ろでは阿部がコンマ7秒ほど速いタイムで猛追する。9周目の第1ヘアピン、荒川が井手のインからトップに浮上、さらに上りセクションの右60Rでは阿部がコンパクトなラインから井手のインを突いて2番手に浮上する。
阿部恵斗
迎えたファイナルラップ。荒川、阿部、井手の順にコントロールラインを通過。荒川と阿部はテールtoノーズ、阿部の方がコンマ5秒ほど速い。ジェットコースターストレートを駆け降りてからの登りセクション、井手を抜いた場所と同じ60Rで荒川のインから阿部がトップ浮上!荒川も負けじとピタリと付けて最終コーナーを立ち上がるが僅か0.068秒及ばず、阿部が全日本ロードレース初優勝を飾る。2位に荒川、3位に井手の表彰台。4位伊達、5位鈴木、6位小山、7位國井、8位長尾、9位菅原陸、10位横山の上位10台であった。
表彰台
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