第7戦 岡山国際サーキット ST600 決勝レース
News 2022.09.19
台風14号の接近で決勝日全体のスケジュールが変更されST600クラスは19周から15周に減算、14:30に決勝レーススタート。ホールショットはポールポジションの阿部恵斗が奪う。鈴木光来、小山知良、荒川晃大の順にMCシケインに進入する。ヘアピン進入で鈴木が阿部をかわしてトップ浮上。鈴木がオープニングラップを制し2周目に入った1コーナーで数台の転倒が発生。赤旗中断となる。
周回数が12周に減算して再スタートとアナウンスされる。グリッド整列完了時に雨が落ちてくるがそのままスタート。直後の1コーナーで多重クラッシュ発生、2度目の赤旗中断となる。土砂降りの雨となり一気にウェット路面に変わった。
周回数はさらに10周へと減算されて約20分後に再スタート。ホールショットは阿部恵斗が奪う。鈴木、荒川と続いて1コーナーに進入する。MCシケイン進入で荒川が鈴木をパス、小山と長尾も鈴木の前に出る。さらにシケイン立ち上がりで國井勇輝と伊達悠太にかわされた鈴木は6番手にポジションダウン。レッドマンコーナー進入で阿部のインに荒川が飛び込むが外に膨らむ。そのインから阿部が立ち上がるがクロスラインで荒川が抑えオープニングラップを制する。ホームストレートで小山、長尾が阿部をパス、阿部は4番手、以下、國井、伊達、松岡玲、中山耀介、伊藤元治、鈴木の上位10台。
2周目のMCシケイン進入で長尾が小山をパス、さらにパイパーコーナー立ち上がりで膨らんだ荒川をかわしてトップに浮上する。4周目のヘアピンで6番手走行中の松岡が転倒を喫してしまう。レインマイスターと自ら名乗る長尾は徐々に2番手荒川を引き離し、5周終了時には4.1秒にまで広げて独走状態を築き始める。
小山は単独3番手走行。その後ろで國井と阿部は抜きつ抜かれつの4番手争いを展開。5周目のヘアピン進入で阿部が國井を刺して4番手争いを決着させると小山の背後に迫る。7周目のレッドマンコーナーで小山をパス、今度は約3秒前にいる荒川を狙う。プライベートテストで雨の岡山を走った時の悪いフィーリングからプッシュできずにいた阿部、中盤からペースを上げ、荒川との差を8周目には1.19秒、9周目には0.91秒差にまで詰め寄りファイナルラップを迎える。
トップを快走する長尾、8周目には8.6秒差にまで広げ完全に独走体制。そのままトップチェッカーを切り涙の今季初優勝となった。激しい2番手争いは荒川が逃げ切り2位獲得、3位には悔しい阿部、最後は0.113秒差まで追い詰めていた。4位に小山、5位國井、6位伊藤、7位中山、8位伊達、9位佐野勝人、10位芳賀涼大の上位10台であった。
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