2022FIM世界耐久選手権(EWC)シリーズ最終戦ボルドール
News 2022.09.21
9月17日(土)〜18日(日)にまたがる24時間で争われた2022FIM世界耐久選手権(EWC)シリーズ最終戦ボルドール24時間(フランス/ポール・リカール・サーキット:全長5,673m)で、F.C.C. TSR Honda Franceは4位でフィニッシュ。逆転劇を演出し見事EWCチャンピオンを奪還した。
レースは、開始後上位陣が2スティント目を迎える頃からトップ陣営にマシントラブルが頻発。優勝候補、タイトル争いを展開する3チームが早々に姿を消すという荒れた展開に。その中で、イレギュラーな複数回のマシントラブルに遭遇し、最大28位まで順位を落としながら、またタイトル争いも風前の灯火とも思える時間帯を粘り強く走りながら、24時間後に4位でチェッカーを受けたF.C.C. TSR Honda Franceが23ポイント差を逆転してタイトルを獲得した。
F.C.C. TSR Honda Franceもラジエターのトラブルに始まり、エキゾーストシステムの交換という予期せぬトラブルを複数回遭遇。最終盤では万全を期すために、あえてピット内でパーツを交換、残り1時間30分をジョシュ・フックとアラン・テシェがリレーでつないだ。
2017ー18シーズンでFIM EWC初タイトルを獲得したF.C.C. TSR Honda France。日仏だけでなく多国籍なチーム運営を是としてきたチームにとって、コロナ禍の、この足かけ3年は苦難に満ちたものだった。その中で逆転奪取した2度目の世界タイトルは何物にも代えがたいものではないだろうか。
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