第8戦MFJグランプリ JSB1000レース3レポート
News 2022.11.07
4月に開幕した2022年の全日本ロードレース選手権もJSB1000クラスのレース3でフィナーレを迎えた。15周で争われたレース3。
2列目4番手グリッドからスタートした濱原颯道がアウトから真っ先に1コーナーに入っていくが、さすがにオーバースピードだったため、2コーナーでコースアウト。すぐにコースに復帰するものの大きく順位を落としてしまう。渡辺一樹がトップに立ち、岩田悟、作本輝介と続き、中須賀克行は4番手につけていた。岡本裕生、日浦大治朗と続き、濱原は7番手までポジションを回復してデグナーカーブに入っていく。
中須賀は、デグナーカーブ進入で作本を、200Rシケイン進入で岩田をかわし2番手に上がると渡辺のテールをマークする。オープニングラップは、渡辺が制し、中須賀、作本、岩田、濱原、岡本、日浦、亀井雄大と続いていた。亀井は、2周目に日浦と岡本を、3周目に濱原を、4周目には、岩田と作本をかわし3番手に上がってくる。亀井の勢いは止まらず6周目のスプーンカーブ立ち上がりで中須賀のテールが、ややスライドすると、バックストレートから130Rへの進入で前へ。さらにシケインで渡辺をかわしトップに浮上する。亀井は、そのままレースをリード。後方では、渡辺と中須賀が何度かポジションを入れかえるバトルを展開。10周目には中須賀が2番手に上がると11周目のシケインで亀井をかわしてトップに上がる。中須賀は、ここからラストスパートに入るが、これに渡辺も呼応し、12周目の1コーナーで亀井をかわして2番手に上がると、中須賀のテールをマークしいく。
トップ争いは、中須賀と渡辺の一騎打ちとなり、ラスト2周を切った14周目の130Rでレイトブレーキングを見せ一気に差を詰めると、シケインで中須賀のインに入りトップに立つと、ファイナルラップに突入していく。中須賀の連勝記録にストップがかかるかと思われた瞬間だったが、中須賀も意地を見せ渡辺を攻め立てる。そしてヘアピン進入でクリッピングにつけなかった渡辺のインに中須賀が入り込み再びトップに立つと、その座をキープ。最後の勝負所であるシケインへのブレーキングも抑え込み中須賀がトップでゴール。2年連続全戦優勝、23連勝をマークして2022年シーズンを終えることになった。渡辺は、3レースとも2位となったが、最後に中須賀を苦しめる走りを見せた。亀井が岡本と作本を抑え3位に入り表彰台の一角を占めた。6位に榎戸育寛、7位に日浦、8位に岩田、9位に濱原、10位に清成と続いた。
シリーズランキングでは、すでに前戦で中須賀が2年連続11回目のチャンピオンを決め、ランキング2位は渡辺、ランキング3位に岡本、ランキング4位に作本、ランキング5位に亀井となった。
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