第8戦MFJグランプリ J-GP3レースレポート
News 2022.11.07
J-GP3クラスのシリーズチャンピオン争いは尾野弘樹(115ポイント)と上原大輝(97ポイント)の2人に絞られた。前日の公式予選では尾野、上原、木内尚汰の3人による熾烈なタイムアタック合戦となった。終盤に木内がコースレコードに迫る2分16秒592に入れてポールポジションを獲得、上原、尾野と続いた。
レースウィークの全てが好天に恵まれた決勝日の10時5分に13周による決勝レースがスタート。ホールショットは尾野が奪う。木内、徳留真紀と続いて1コーナーに進入する。ダンロップコーナーで木内がトップを奪い、上原も3番手にまで上昇、予選で火花を散らした3人がトップグループを形成する。130Rで尾野がトップを奪い返すとシケインの突っ込みで上原が一気にトップに浮上、しかしストレートが伸びる尾野がオープニングラップを制した。上原、木内、徳留、森俊也、江澤伸哉、若松怜、彌榮郡、高杉奈緒子、山本恭裕の上位10台。
上原、尾野、木内の3台は2分17秒台のラップタイムペースで4番手以下を引き離す。ストレートが速い尾野、コーナーの突っ込みで前に出る上原と木内、コーナーごとに目まぐるしく順位を入れ替えるドッグファイトを展開する。その後方の4番手争いは森、江澤、徳留、若松、彌榮郡、高杉までの6台のパック。6周目の130Rで木内が上原の前に出る。さらにシケインのブレーキングで尾野からトップを奪いコントロールラインを木内、尾野、上原の順で通過する。トップ3台が西コースに入る頃、ダンロップコーナーで高杉が転倒、コースの中央にマシンとライダーが残ったため赤旗が掲示された。
6周終了時点での順位で周回数5周でクイックリスタートとなった。約15分の中断後5周の超々スプリントレースがスタート!ホールショットは再び尾野が奪う。木内、上原と続いて1コーナーに進入。ダンロップコーナーで木内が尾野をかわしてトップ浮上、しかしバックストレートで尾野がトップを奪い返す。上原も木内をかわして2番手に浮上する。上原は大外のラインからシケイン進入で尾野をかわすとトップに浮上した。オープニングラップは上原が制し、尾野、木内、徳留、森、江澤、宇井陽一、若松、大和颯、野澤秀典が上位10台。
ストレートの速さで尾野がトップを奪い返すが、1コーナーのブレーキングで上原が再びトップに立つ。第2レースもこの3台の接近戦が展開される。2周目のシケインで木内が尾野をかわすがホームストレートで尾野が抜き返す。しかしダンロップコーナーで再び木内が前に出る。木内と尾野がバトルをしている間に上原が逃げ始める。
トップ上原と2番手尾野の差が1.542秒にまで開いてファイナルラップを迎える。上原は後続との差をさらに広げる走りでトップチェッカー!今季2勝目を挙げる。木内は尾野の背中にピタリとつけて勝機を伺い最終シケインでアウトから尾野をパスするがホームストレートで尾野が抜き返して2位を死守。その差はなんと0.005秒であった。これで尾野が2年連続でシリーズチャンピオンを獲得した。3位には悔しい木内。4位森、5位江澤、6位徳留、7位宇井、8位大和、9位若松、10位八尋春葵の上位10台であった。
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第8戦 MFJグランプリ鈴鹿 – 【INFO・公式結果 ページ】
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