作本輝介と渡辺一馬が続投。新加入のブラパ・ワンムーンがST600にエントリー
News 2023.02.07
伊藤真一監督が率いるAstemo Honda Dream SI Racingが2023年シーズンの体制を2月7日(火)に発表した。12月の時点で作本輝介と渡辺一馬の続投は明らかにされていたが、その去就が注目されていた水野涼が新たに加入。JSB1000クラスに作本と2台体制で参戦することになった。渡辺はST1000クラスに、ST600にはタイ人ライダーのブラパ・ワンムーンが参戦する。
「まずは伊藤監督を始めチームの皆さんが快く受け入れてくださったことを感謝いたします。2年間、日本を離れてイギリスの舞台で培ったものは、とても大きく、この経験値が今シーズンJSB1000クラスを戦うことに生きてくると思います。開幕戦から優勝を狙い、シリーズチャンピオンを目指していきます。Astemo Honda Dream SI Racingの水野涼を、よろしくお願いいたします」と3年振りに全日本JSB1000クラスを戦うことになった水野。
「2023年も全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに参戦できることを、伊藤監督を始めチームの皆さんに感謝いたします。ボクを信じて起用していただいたので、2022年の経験を生かし、まずは1勝できるように、しっかり取り組んでいきたいと思っています。Astemo様を始め、支えてくださっているスポンサー、応援してくださっている全ての皆さまに、喜んでもらえるレースができるように頑張ります」と作本。JSB1000、2年目のシーズンでどんな走りを見せるか注目されるところだ。
ST1000クラスで3連覇を狙う渡辺一馬は「2023年もAstemo Honda Dream SI Racingで走れることを感謝いたします。ST1000クラスで2年連続チャンピオンを獲ることができ、チームの力を十分証明することができています。2023年は新体制になり、よりパワーアップできるチャンスだと思っているので3連覇を目指して2022年以上の走りとレース内容をお見せできるようにレーシングライダーとして全力を尽くします」とコメント。今シーズンも本命の一人となる。
ST600クラスには、昨年のムクラダ・サラプーチに続き、タイ人の若手ライダー、ブラパ・ワンムーンを起用する。「全日本ST600クラスにフル参戦するという貴重な機会を与えてくださったタイ・ホンダとAstemo Honda Dream SI Racingに感謝しています。600ccのマシンで戦うことは僕にとって初めての経験になりますが、今からとてもワクワクしています。チームの皆さんのサポートの下、自分自身が早くバイクに順応できるようになり、レースで結果を残せるようになりたいと思います」と意気込みを語った。
そしてチームを率いる伊藤監督は「2023年は、SI Racingとして4年目を迎え、新体制でチャレンジするシーズンになります。引き続きAstemo様、Honda様を始め、スポンサーの皆様にご協力いただけることを感謝申し上げます。全日本ロードレース選手権JSB1000クラスではシリーズチャンピオンを、ST1000クラスでは3連覇を、そしてアジアロードレース選手権では飛躍できるように邁進していきます。2023年シーズンも変わらぬ応援をお願いいたします」とコメント。
3クラス4台体制は、チームとしては過去最多エントリーとなる。イギリス帰りの水野とJSB1000、2年目の作本がJSB1000クラスのタイトルを、ゼッケン1をつける渡辺がST1000でV3を狙う。