GBSレーシング 2023年チーム体制
News 2023.02.09
神奈川県大和市のGBSレーシングが2023年シーズンのチーム体制を発表。チーム2年目となる岡部怜がエースライダーとなり全日本ST600クラスにフルエントリーする。また、ヤマハが展開しているbLU cRU 若手ライダー育成プロジェクトとしてbLU cRU GBS racingから田中啓介がMFJ CUP JP250にエントリーする。
新たにエースライダーとなった岡部は「まずは今年もST600クラスに参戦するにあたり協力してくれた監督やスポンサーの皆様に感謝いたします。昨年はST600の1年目で悔しい思いもしましたが、多くの事を学べたシーズンでした。自分自身が確実にレベルアップしているのもわかるので、チャンスを与えてくれた皆様の期待に応えられるよう頑張ります。マシンやチーム体制には何も問題が無いので、後は自分自身を追い込んで全力を尽くすだけです!」と気合いを入れる。
初めてMFJ CUP JP250にフル参戦する田中は「今年からヤマハのライダーとしてGBSレーシングから全日本に参戦できることを感謝いたします。昨年までお世話になったチームや指導してくれた皆さんに恩返しできるよう、今まで学んできたことを生かして頑張ります。初参戦ですがチャンピオンを目指し、今後はヨーロッパのレースやST600にも出場したいと思っています。そのためにも、このチャンスを絶対につかみます!」とコメント。この春から高校生となる15歳。昨年は、もてぎロードレース選手権JP250のチャンピオンを獲得しており、どんな走りを見せてくれるか楽しみなところだ。
異例の大抜擢となる田中はシーズン後半から同チームのYZF-R6でも走行する予定。地方選手権ST600へのエントリーも計画しており後藤監督を始め、チームの期待度の高さが分かる。
「岡部は昨年からST600に乗り始めたこともあり、いいリザルトは残せませんでしたが、近くで見ていると確実にレベルアップしていました。今年はチームを牽引するライダーとしてプレッシャーは大きいと思いますが、それを原動力に変えて頑張ってほしいですね。田中が出場するJP250はGBSでは初めて参戦しますが、今までのチームのノウハウを生かして初戦から上位を狙っていきます。2人のライダーには心の底から頑張ってほしいと思っています。近藤湧也が亡くなった事故からもうすぐ4年になりますが、今後はライダーだけでなくチームスタッフの若返りも図っていきます。湧也が作ったこのチームを絶対に絶やすことなく継続していくためにも」と後藤高秀監督。
近藤湧也の意志を継ぎ2023年シーズンもGBSレーシングは走り続ける。