ウェビック チームノリック ヤマハ 2023年チーム体制
News 2023.03.08
2010年に野左根航汰がフル参戦を開始し、阿部光雄監督の情熱と共に歩んできたウェビック チームノリック ヤマハの2023年チーム体制発表会が3月8日(水)に株式会社リバークレイン横浜事業所で開催された。
昨年まで全日本ロードレース選手権ST600クラスを戦った阿部真生騎は、スーパースポーツ世界選手権にWebike VFT Racingからフルエントリーすることが決定! ルーキーチャレンジ枠からの参戦となるため、世界デビューは4月21日(金)~23日(日)に開催される第3戦オランダとなる。
「12月から2カ月ほどスペインでトレーニングを積んできました。Moto2、Moto3ライダーもいたのですが、みんな熱量がすごいというかアグレッシブなので、いろいろ学べましたし、いい手応えを感じました。昨年まで、いい結果を残せていませんが、今シーズンはライダーとして成長できるチャンスだと思っているので、しっかり結果を出せるようにステップアップしていきます」と真生騎。
新たにウェビック チームノリック ヤマハ加わったのは15歳の久川鉄平だ。ヤマハの若手育成プロジェクトでもあるbLU cRU活動は、MFJ CUP JP250でヤマハユーザーランキング最上位となったライダーを2024年のR3 bLU cRU European Championshipに派遣。久川は、JP250クラスでヤマハ勢トップを目指す。
「今シーズンから始まるヤマハの若手育成プロジェクトにウェビック チームノリック ヤマハの一員として走れることを光栄に思っています。昨年からロードレースを始め、まだまだ経験不足な部分がありますが、毎レース全力を尽くして皆さんに観て楽しんでもらえるレースをしていきたいです。そして先輩である野左根航汰選手のように世界で活躍できるライダーになって見せます」と頼もしいコメントを残した。エントリー名はbLU cRU Webike team Norick となる。
「真生騎はスペインでフィジカル面、ライディング面と徹底的にトレーニングをしてきました。4月のオランダラウンドがデビューになりますが、そこで成果を出してくれると期待しています。鈴鹿8耐にも参戦します。久川はJP250でヤマハ最上位を狙います。また、R3 bLU cRU European Championshipのイモラとチェコにスポット参戦する予定です。チーム参戦体制も変わりますが、引き続き応援をよろしくお願いいたします」と阿部監督。
そしてウェビックを展開する株式会社リバークレイン信濃孝喜代表取締役社長は「阿部監督から始まって、ノリックが花開いて、孫の真生騎につながるという物語を紡いでこられたこと自体がすばらしい。この物語を私たちもできる限りサポートして一つの完成というか最終章に持っていってもらいたいと考えています」とコメントした。
ウェビックは、今年もYouTubeでライブ配信しているモトバトルをサポート。引き続き、ユーザー参加型のデジタルコンテンツを展開する。