第5戦筑波ART合同走行
News 2018.06.29
2018年シーズン前半戦の締めくくりとなる第5戦筑波のレースウイークがスタートした。筑波ラウンドは、J-GP2、J-GP3、ST600の3クラスが開催され、それぞれ土曜日に公式予選とレース1、日曜日にレース2が行われるスケジュールとなっており、シーズンを占う上で重要な1戦となる。
初日となった6月29日(金)は、梅雨明け宣言がされ、朝から厳しい暑さに見舞われた。各ライダーは、50度以上に上がった路面温度にマシンをアジャストしながらセットを詰めて行く。風も強くJ-GP3を始め、ライディングに影響が出るほどだった。
そのコンディションの中でJ-GP2クラスで安定した速さを見せたのは、関口太郎だった。2回目のセッション終盤に57秒892をマークし、トップタイム。「とにかく先週に比べて、急激に上がった路面温度に対応するために、マシンを合わせて行きました。風は、それほど気になりませんでしたね、調子は悪くないので、明日の予選、レース1も、いい走りをしたいですね」と関口。
2番手には、0.007秒差の57秒899で岩戸亮介が続き、3番手に岩﨑哲朗が57秒907と、こちらも僅差。トップ3が57秒台をマークした。以下、名越哲平が58秒102、三原壮紫が58秒109、尾野弘樹が58秒212、榎戸育寛が58秒302、作本輝介が58秒438、伊藤勇樹が58秒500、伊達悠太が58秒532、石塚健が58秒553、和田留佳が58秒752、徳留真紀が58秒912、ケミン・クボが58秒918と、ここまでが58秒を記録した。
このラウンドの最大の注目と言っても過言ではない、J-GP3クラスに参戦する坂田和人は、1本目に1分01秒285をマークし2番手につけると、2本目では、1分02秒265と僅かにタイムを詰め、初日は、総合4番手となる。「精一杯やっているけれど、タイムが変わらない。風の影響は、ほとんどなかったのは、ノビしろがないライダーの証拠。余裕がないから先週の雨でも転倒しているし、レースに出るのは、厳しいかな。15番手を走る姿なんて見たくないでしょ?」と坂田。土曜日の予選を走ってからレースに出るか出ないかは、決めると語っていた。
J-GP3クラスのトップタイムをマークしたのは、今回全日本デビュー戦となる埜口遥希だった。タイムは、1分01秒131。2番手に古市右京が1分01秒153、3番手に開幕2連勝中の岡谷雄太が1分01秒174と続いた。4番手の坂田をはさみ、5番手に1分01秒285の小室旭、6番手に1分01秒332の菅原陸、7番手に1分01秒363の太田虎之進、8番手に1分01秒564の岡崎静夏、9番手に1分01秒723の中島元気、10番手に1分01秒723の安村武志、11番手に1分01秒781の鈴木光来、12番手に1分01秒807の高杉奈緒子、13番手に1分01秒882の長谷川聖、14番手に1分01秒924の福嶋佑斗、15番手に1分01秒983の宇井陽一と、ここまで1分01秒台だった。
路面温度が上がった影響を受け転倒も多かったST600クラスは、奥田教介が、ただ一人58秒台に入れる58秒982をマークしトップ。両セッションをリードしていたが、2本目のセッション終盤に最終コーナーで転倒。ケガは、なかったが、マシンへのダメージが心配されるところだ。2番手に59秒287の上和田拓海、3番手に59秒375の長尾健吾、4番手に59秒436の小山知良、5番手に59秒463の亀井雄大、6番手に59秒496の岡本裕生、7番手に59秒571の中山耀介、8番手に59秒751の杉山優輝、9番手に59秒855の梅田虎太郎、10番手に59秒922の國峰啄磨、11番手に59秒947の松川泰宏、12番手に59秒979の中村龍之介と、ここまで59秒台で続いた。
明日(6月30日)は、公式予選とレース1が行われる。ぜひ筑波サーキットに足を運んでください!
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