日本郵便Honda Dream TP 2020年シーズン体制発表
News 2020.04.13
日本郵便Honda Dream TPが4月13日(月)にチームリリースを配信し、2020年シーズンの体制を発表。昨年、ST600クラスでチャンピオンを獲得した小山知良は、今年も同クラスに参戦し2連覇を目指し、新クラスとなるST1000クラスには、高橋裕紀を起用し、初代チャンピオンを狙う。
「まずは世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症により、被害を受 けられた方々にお見舞い申し上げます。また、日々この局面の中でも我々の生活 を支えて頂いている日本郵便の皆様、全国の郵便局員や配達員の皆様に敬意を表し、感謝申し上げます。日本郵便、Hondaを始め、多くのスポンサーの皆様のおかげで今シーズンも日本郵便Honda Dream TPとして活動できることを感謝申し上げます。本来ならば鈴鹿2&4レースで新しいシーズンが始まり、私たちの初戦となる第2戦ツインリンクもてぎに向けて準備をしている真っ最中のはずですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、シーズン開幕が見えない状態となっています。今は、いつ再開してもいいように備え、今だからできることを始めて行こうと思っています」と日本郵便Honda Dream TPを率いる手島雄介監督。
「今は、いつレースが再開してもいいように、トレーニングなど家でできることをしっかりやっています。一日も早く新型コロナウイルスが終息し、レースができるようになることを祈っています。この厳しい状況を乗り越えた際は、明るい話題をお届けできるように、さらに進化した姿をお見せしたいと思っています」と小山。今シーズンは、初めてゼッケン1をつける予定だ。
そして新加入する高橋裕紀は「日本郵便Honda Dream TPで新クラスとなるST1000クラスにフルエントリーできることをうれしく思います。新しいHonda CBR1000RR-Rは、すごくポテンシャルが高いですし、初代チャンピオンを目指して全力を尽くします。新型コロナウイルスに打ち勝ち、一日も早くレースができる環境が戻ることを願っています」とコメント。
全日本のみならず世界でも実績のある2人を起用する日本郵便Honda Dream TP。キッズバイクスクール、若手ライダーの育成も行っているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、その活動もできなくなっている。この未曾有の状況でも“今だからできることを”とマスクの制作などを行っていると言う。レーシングチームという垣根を超えた活動をする日本郵便Honda Dream TPに注目したいところだ。