TONE RT SYNCEDGE4413 BMW始動!
News 2020.06.22
2020年シーズンは、新設されるST1000クラスにスイッチする“ホッシー”こと星野知也が所属するTONE RT SYNCEDGE BMWが始動。6月に入り、ツインリンクもてぎとスポーツランドSUGOでテスト走行を行った。最新モデルのBMW S1000RRでST1000クラスに参戦予定なのは、星野のみ。ニューマシンとワンメイクとなるダンロップタイヤのフィーリングを確かめながらも、SUGOでは、1分30秒5と好タイムをマークした。
「2度転倒があったので、無事とは言えませんが、チームがすばやく修復してくれたおかげで、いいテストになりました。新型BMW S1000RRは、すごくポテンシャルが高いですし、十分、表彰台を狙えると思っています。チームと力を合わせて、いいレースをしたいですね」と星野。
また今シーズンよりTONE RT SYNCEDGE4413 NRFとしてコラボレーションするJ-GP3クラスの野澤英典も、山下祐監督の指導のもと調子を上げてきている。
「自信を失いかけていた部分があったので、原点に戻ってシンプルにスポーツとして考えることを第一にコミュニケーションを取りながら、ちょっとずつ変わり始めてきたと思います。今シーズンの野澤選手は、期待できると思います」と山下監督。星野についても「マシンもタイヤも初めてなので、転倒は想定内ですし、マシンを仕上げて理解していくプロセスの段階です。チーフメカの高村以外は、今回、初めて新しいBMW S1000RRを触ったので、その辺もいい経験になったと思います。ツインリンクもてぎで、ボクも乗りましたが新型は、エンジンも車体も、すごくいいですね」と山下監督。
星野は、午前のセッションに3コーナーで転倒。幸いケガはなく、マシンは、メカニックが素早く修復し、午後も走り込むことができていた。この辺は、世界耐久選手権での経験が生きていると山下監督は語っていた。レースウイークには、1分28秒台まで行くのでは? という予想もある。7月下旬に予定されている事前テストで、どんなタイムが出るか注目したいところだ。