ST1000は岩﨑哲朗、J-GP3は村瀬健琉がリード!!
News 2020.07.30
全日本ロードレース選手権第1戦 スーパーバイクレース IN SUGO 公開テストは、7月30日(木)に最終日を迎えた。この日は、J-GP3クラス、JSB1000クラスとST1000クラス混走のタイヤメーカー合同枠、JSB1000・ST1000の有料走行がそれぞれ2本行われた。朝から曇り空となり路面はドライ。途中、少しだけ雨がパラついたものの、夕方には陽が差してくるなど、ほぼ1日を通してドライコンディションで走行できていた。
JSB1000クラスは、最後のセッションで新品タイヤを入れてロングラン中に出したという関口太郎の1分29秒094がトップタイムとなった。
「昨日みたいなわき水は、ありませんでしたが、路面がちょっと汚れていましたね。今回のSUGOテストから本格的にレーシングスピードで走り始めたので、足回りのセットを振りながらも、いつも通り走り込みました。ほぼST仕様ですが、BMW S1000Rは、本当によくできています。最後は、新品タイヤを入れてレースラップをこなし、その中でベストタイムが出たので、まずまずのテストになったと思います」と関口。
2番手には、亀井雄大が1分29秒561、3番手に秋吉耕佑が1分29秒706、4番手に岩田悟が1分29秒759とJSB1000勢が続いた。秋吉は、手元計測では、1分29秒68が出ていたそうだ。
そして5番手に岩﨑哲朗が1分29秒951で着け、ST1000クラスでトップタイムをマークした。
「とりあえず目標としていた1分29秒台に入れられたので、よかったです。今日はクラストップですが、レースウイークは、さらにレベルが上がるのは間違いないので、しっかりデータを見直して臨みたいですね」と岩﨑。
6番手のST1000星野知也も1分29秒台に入れ1分29秒965、7番手に長谷川聖が1分30秒757、8番手に國川浩道が1分31秒072、9番手に新庄雅浩の1分31秒566、10番手に柴田義将の1分31秒785、11番手に谷本音虹廊の1分31秒953とST1000勢が着実にタイムアップしている。
J-GP3クラスは、村瀬健琉が1本目から2番手を1秒以上引き離す1分35秒357をマーク。2本目では、さらに1分35秒224までタイムを縮めトップでテストを切り上げた。
「昨日は、いきなり転倒してしまいチームの皆さんにご迷惑をかけてしまいました。今年は、一時、走れなくなる可能性もありましたが、応援してくださる皆さんのおかげで、こうしてレースに参戦できることになりました。レーシングライダーとしてチャンスのシーズンだと思っているので、転倒を極力少なくして、皆さんに喜んでもらえるレースをしたいと思っています」と村瀬は、2020年シーズンにかける決意を語った。
2番手に成田彬人が1分35秒788で続き、トップ2台が1分35秒台。3番手に、今年から自らのチームで参戦する高杉奈緒子が1分36秒044で着け、千田俊輝が1分36秒501、小室旭が1分36秒571、古里太陽が1分36秒602、宇井陽一が1分36秒668、山田尚輝が1分36秒780、藤田哲弥が1分36秒976、徳留真紀が1分37秒413と続いた。鈴木大空翔は、1分37秒538で11番手と相変わらずのスロースターター。12番手には1分37秒666で岡崎静夏が着けた。