最終戦MFJグランプリ鈴鹿 特別スポーツ走行
News 2020.10.29
紆余曲折あった2020年シーズンも、最終戦の地、三重県・鈴鹿サーキットでレースウイーク初日を迎えた。10月29日(木)は、特別スポーツ走行が各クラス30分、午前と午後に1本ずつ行われた。
青空が広がり日差しは暖かいが、日陰は涼しい秋らしいコンディションのもと、JSB1000クラスは、中須賀克行が2分05秒203を2回目のセッション序盤に出しトップタイムとなった。
「久しぶりの鈴鹿にしては、まずまずの走り出しだと思います。例年ならば春にレースをこなして、鈴鹿8耐があってマシンもライダーも煮詰まった状態で迎えているレースですが、今年は、全く状況が違うので今日は、確認作業を行い、方向性が見えて来たところです。明日からセットを詰めていきます。レースでは、いいバトルをして(野左根)航汰を送り出したいですね」と中須賀。
セッション中盤に清成龍一がS字コーナー入口で転倒。コース上にマシンが残ってしまったため赤旗が提示される。この清成の転倒の直前に野左根航汰もスプーンカーブの1個目から2個目の間で転倒。本人にケガはなかったものの、マシンは大きくダメージを受けてしまった。野左根は再開後、Tカーで走り2分05秒896までタイムを削り2番手となった。
「転倒してチームに迷惑をかけてしまいました。それ以外は、ちょっと慎重になりましたが、調子は悪くありません。Tカーもメインカーと差はありませんし、鈴鹿はベースセットがあるので、金曜日は合わせ込んで行こうと思っています。もちろん2レースとも勝ちたいですが、そう甘くはないと思いますがチャレンジしたいと思っています」とチャンピオンに王手をかけている野左根。
3番手にスポット参戦で登場のヨシムラ渡辺一樹が2分06秒458、4番手に清成が2分06秒696、5番手に渡辺一馬が2分06秒979、6番手に加賀山就臣が2分07秒400、7番手に前田恵助が2分07秒500、8番手に水野涼が2分07秒838、9番手に濱原颯道が2分07秒849、10番手に亀井雄大が2分08秒452、11番手に秋吉耕佑が2分09秒247、12番手に関口太郎が2分09秒544、13番手に中冨伸一が2分09秒741、14番手に児玉勇太が2分09秒768、15番手に岩田悟が2分09秒793、16番手に柳川明が2分09秒814、17番手に生形秀之が2分10秒325、18番手に今野由寛が2分10秒388、19番手に津田一磨が2分11秒775、20番手に黒木玲徳が2分13秒124と続いた。
ST1000クラスは、第4戦のウイナー名越哲平が好調を維持し、2分09秒494でトップ。スポット参戦の伊藤勇樹が2分09秒922で2番手につけ、トップ2が2分09秒台。3番手にタイトルに王手をかけている高橋裕紀が2分10秒154で続き、4番手に藤田拓哉が2分10秒248、5番手に2分10秒326で作本輝介、6番手に2分10秒433で津田拓也、7番手に2分10秒697で渥美心、8番手に2分10秒908で岩戸亮介、9番手に2分11秒010で山口辰也、10番手に2分11秒283で清末尚樹、11番手に2分11秒307で星野知也、12番手に2分11秒403で榎戸育寛、13番手に2分12秒156で寺本幸司、14番手に2分12秒772で國川浩道、15番手に2分13秒230で伊藤和輝と続いた。
ST600クラスは、佐野優人が、ただ一人2分11秒台をマーク。非公式ながらコースレコードを上回る2分11秒769を記録しトップタイム。2番手にタイトルに王手をかけている岡本裕生が2分12秒362、3番手に2分12秒679の荒川晃大、4番手に2分12秒908の小山知良、5番手に2分13秒093の佐野勝人、6番手に2分13秒243の長尾健吾、7番手に2分13秒430の南本宗一郎、8番手に2分13秒587の古山颯太、9番手に2分13秒603の伊達悠太、10番手に2分13秒967の中山耀介と続くトップ10。
J-GP3クラスは、村瀬健琉が2分19秒067でトップにつけ、2番手に小室旭が2分19秒586で続きチャンピオン争いをする2人がリード。前戦のウイナー古里太陽が2分19秒726で3番手につけ、4番手に徳留真紀が2分19秒809で続き、トップ4が2分19秒台。5番手に2分20秒534の成田彬人、6番手に2分20秒863の千田俊輝、7番手に2分21秒306の江澤伸哉、8番手に2分21秒361の宇井陽一、9番手に2分21秒513の彌榮郡、10番手に2分21秒520の鈴木大空翔と続いた。