最終戦MFJグランプリ鈴鹿 ST1000クラス 決勝レース
News 2020.11.01
ST1000クラス決勝レースは、津田拓也が猛烈なスタートダッシュで1コーナーに飛び込む。しかし、タイトルに王手をかけている高橋裕紀がアウトからホールショット。その後ろから名越哲平、岩戸亮介も迫る。オープニングから早くもバトルが勃発。名越がトップを奪うと、津田、岩戸も高橋をかわしていく激しいレースを予感させた。オープニングラップは名越、再びポジションを上げた高橋、後方から一気にポジションを上げてきた作本輝介、津田、岩戸の順。しかし、ここで何と#23高橋にジャンプスタート・ライドスルーペナルティが提示。
高橋はすぐペナルティを消化し、最低条件の20位でフィニッシュしてタイトルを決めるため、最後尾からの追い上げに挑んだ。その間にも名越は好ペースでリードを広げ、最終的には6秒ほどの差を付けて独走で連勝を飾った。2位にはスタートで大きく出遅れていたが、中盤にかけて一気にポジションを上げた伊藤勇樹が獲得。3位には伊藤とバトルを展開した作本が入った。注目の高橋は、周回毎に追い上げ7周目には20位、さらに16位まで浮上してフィニッシュ。新設ST1000クラスの初代チャンピオンを新型CBRで獲得した。