OGURACLUTCH with RIDE IN+TPFS 2021年チーム体制
News 2021.01.21
2020年シーズン、OGURACLUTCH with RIDE INは、新たに始まった全日本ST1000クラスに岩﨑哲朗と柴田義将の2台体制でフル参戦を開始していた。しかし、その初戦となった開幕戦のレース中に起きたアクシデントで監督兼エースライダーの岩﨑が急逝してしまう。OGURACLUTCH with RIDE INにとって中心人物となっていた存在がいなくなってしまったが、チーフメカニックの坂本崇を始め、フル参戦1年目の柴田、そしてスタッフは、力を合わせて2020年シーズンを戦い抜いた。
岩﨑にとって、もう一つ夢があった。それは坂本を鈴鹿8耐に連れて行くというものだった。その約束を果たすべく、坂本は昨年、筑波選手権に参戦しST1000クラスで2勝を挙げ、国際ライセンスを取得した。その思いをかなうべくメインスポンサーの小倉クラッチも継続して応援してくれることになった。
「テツローが居なくなって人生で初めての絶望感と喪失感に襲われ何もかも辞めたいと思いましたが、柴田や関係者皆様の励ましに、もう一度テツローが思っていたことをやり遂げようと思いました。全日本は引き続き柴田と新たに鈴木孝志を迎え2<台体制でST1000に参戦します。そして目標であった鈴鹿8耐には自分と柴田、鈴木でEWCクラスへ参戦します。メインスポンサーである小倉クラッチさんが“岩﨑さんと坂本さんのゴールを見届けたい”と言ってくださり参戦への決意に繋がりました。本当にありがたいです。そして、昨年は地方選を軸にしていた平プロモートさんも賛同してくださり共に戦って参ります。さらにレジェンドライダーの宇井陽一氏にも昨年同様、全日本ではアドバイスを頂き、8耐では監督として戦って頂けることになりました。OGURA CLUTCHとRIDE INでの参戦は今年が最後になりますが、小倉クラッチさんを始め多くのスポンサー、メーカー、サポーターの皆様のご厚意と共に全力で戦って参りますので、今までと同様のご声援を頂ければうれしいです」とRIDE IN坂本代表。
2021年全日本ロードレースST1000クラスに引き続き参戦する柴田は「昨年は思う様に結果に繋げることができず、とても悔しいシーズンになってしまいました。今年は昨年の経験を生かし、しっかり結果を残せるように精一杯頑張ります。また、製品開発もよりよい物を開発できる様に貢献したいと思っています。応援よろしくお願いいたします」とコメント。
「昨年は平プロモート様のご協力により、新たにチームを立ち上げ2021年の全日本参戦を視野に入れつつ地方選手権で活動していました。今年は、OGURACLUTCH with RIDE INさんとタッグを組ませて頂けることになり非常に光栄です。自分を受け入れてくださった皆さんに感謝しつつ、日々精進してレースに向けて仕上げていきます」と新たにタッグを組む鈴木。
チーム名は、OGURACLUTCH with RIDE IN+TPFSとなり全日本ST1000クラスに2台体制で挑む。そして岩﨑との夢をかなえるために鈴鹿8耐参戦へチャレンジは続く。