ランクアップレーシング 2021年参戦体制
News 2021.02.16
先日発表された年間エントリーリストを見て、RankUpというチーム名が気になった人もいるかもしれない。ランクアップレーシングは、2021年シーズンより全日本ロードレース選手権に新規参戦するチームだ。ランクアップという名は、チームオーナーでもある坂本久義の物流事業会社から来ており、坂本もリターンライダーとしてサーキットを走り始めたばかりだが、鈴鹿4耐への参戦を目指していると言う。
全日本ロードレース選手権には、RankUp ApriliaとしてJSB1000クラスに江口謙、ST1000クラスに梶山知輝(トシキ)がフルエントリー。ジェゲデ・ゼカライヤがST1000クラスにスポット参戦する。さらにMFJ CUP JP250には、RankUp WingStoneから梶山采千夏(サチカ)がエントリー。昨年ランキング3位となっているだけに、今年は、シリーズチャンピオンを狙っている。
江口は、2004年以来、実に17年振りの全日本JSB1000クラスフル参戦となる。
<p「再び全日本をフル参戦することになるなんて思ってもいませんでしたが、昨年、ゼック選手のメカニックを担当することになり、初めてアプリリアRSV4に触れました。とても可能性のあるバイクなのに、絶対的にパーツが足りないと思いました。ならばユーザーに楽しんでもらえるように実戦開発をしたいと今回の参戦が実現しました。ランクアップ坂本代表を始め、協力してくださる皆さんに感謝いたします」と江口。ベテランメカニックの平湯恵介氏がチーフとして就き、マシンメンテナンス、パーツ開発を江口が自ら行う。
そしてST1000クラスに参戦する梶山知輝は開幕戦ツインリンクもてぎが全日本デビュー戦となる。「全日本ロードレース選手権に参戦できる環境をくださったチームに感謝し、一戦一戦自分自身の最大限の走りができるように努力して行きます。経験豊富な江口選手、井上哲悟コーチが身近にいるので心強いです」とコメント。
筑波サーキット以外でレースをしたことがなく初めて尽くしだが、ST1000クラスで唯一となるアプリリアで、どんな走りを見せてくれるか楽しみなところだ。