9年目を迎える56 RACING
News 2021.03.09
元MotoGP™ライダー中野真矢氏が率いる56RACING。世界を目指す若い選手を応援するスタンスで、その活動は9年目を迎える。2021年シーズンは、昨年もてぎラウンドにスポット参戦した小田喜阿門と山根昇馬を起用。2人とも13歳というフレッシュなラインナップで全日本J-GP3クラス特別推薦枠にスポット参戦する。
「若い選手を応援するスタンスでCBR DREAM CUPから始めてきましたが、スペインを始め世界的に低年齢化が進んでいます。その流れに乗り遅れないようにJ-GP3にスイッチし、埜口遥希、松山拓磨などが育ち、次の段階に選んだのが今の2人です。昨年は、ロードレースをお休みしてミニバイクレースに出ていましたが、NSF250Rでテスト走行してみたら、レースに出てもいいだろうというレベルで走ることができたので、小田喜は昨年、全日本に特別枠で参加しました。山根はケガがあり出ることはできませんでしたが、2人とも順調に育ってきたので、今年は、ロードレースに出ることにしました」と中野監督。
2021年シーズン初戦となった筑波ロードレース選手権第1戦では、小田喜が4位(チャレンジクラス2位)、山根が6位(チャレンジクラス4位)となった。
「全日本では、チャレンジクラスなのでマシンの仕様違いはありますけれど、積極的に速いライダーについていって自分を磨いて早く世界に行けるようにチャンスを引き寄せていきたいと表います」と小田喜。
「ロードレースでは、ルーキーイヤーですが、乗る度に進化できていることは実感できていますし、今回のレースで全日本に出場できるタイムを出すことができたので、SUGOと筑波にエントリーできます。一戦一戦全力で戦っていい結果を出すことができれば、先が見えてくると思っています」と山根も落ち着いた口調でコメント。
2人とも中野氏がポケバイ時代から見てきた生え抜きのライダーでもある。全日本には、開幕戦ツインリンクもてぎは、小田喜のみだが、第3戦SUGO、第4戦筑波は、山根も加わり2台体制でエントリー予定だ。