Team TKR 2021年シーズン参戦体制発表会
News 2021.03.28
Team TKRが3月28日(日)埼玉県・サーキット秋ヶ瀬で2021年シーズン参戦体制発表会を開催。武田雄一監督が主催するレンタルバイクのシリーズ戦RB150Seriesを始め、74Daijiro、ミニバイクレースの開催日でもあり、そのお昼休みにST1000マシンのデモラン、そして参戦発表会を行った。
昨年、村瀬健琉は、コロナ禍の影響を受け参戦できるか分からない状況ながら、急きょTeam TKRを立ち上げ全日本J-GP3チャンピオンを獲得した。チーム2年目となる2021年シーズンは、ST1000クラスにステップアップすることになったが、決してすんなりと決まったわけではなかった。
「去年は、小排気量だったので、何とかチームを機能させてチャンピオンになることができました。その次へと、ステップアップしようと決めたのが昨年末。そこから、いろいろ困難もある中で、多くの方にご協力いただき、ようやくスタートラインに並べる目処がつき、今日チーム体制を発表できたことは感謝という言葉しかないですね」と高橋淳一郎総監督。
村瀬は、先週行われたツインリンクもてぎ公開テストでは、1分52秒932までタイムを縮め、1000ccにも慣れて来たようだ。
「だいぶ慣れて来ましたが、まだまだJ-GP3クラスの走りが抜けていない部分があります。以前に、J-GP2クラスを走った経験があったこともプラスに働いています。こうしてST1000クラスで走る環境を与えてくれたチームを始め、ご協力いただいているすべての方に感謝します。開幕戦は、一つでも上位でゴールすることが目標です」と村瀬。
サーキット秋ヶ瀬は、武田監督を始め多くのトップライダーを輩出しているコース。武田監督が自らST1000マシンでデモランを行い、ポケバイや74Daijiro、ミニバイクを走っているキッズライダーに1000ccサウンドを披露した。
「子どもたちに、全日本ロードレースのことを知ってもらいたかったですし、日本のレース界の宝です。そんな子どもたちに夢を作ってあげたいと思っていますが、僕たちだけではなく、レースに関わるみんなで何とかできるように盛り上げていきたい。Team TKRも、その夢の一つにできればいいと思っています。いよいよ開幕戦を迎えます。ST1000クラスは、激戦ですが、村瀬の力を引き出して、もっと速く走ることができると思います。応援をよろしくお願いいたします」と武田監督。
間もなく2021年シーズンが開幕する全日本ロードレース選手権。Team TKRにとってどんなシーズンとなるのか!? その戦い振りに注目が集まるところだ。