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R2-1第3戦 筑波サーキット決勝レポート正式版

1999.05.16(日)
05.18(火) 写真追加


R2-1全日本ロードレース選手権第2戦
各クラスとも見応えのあるレースが展開!!
GP250の松戸直樹(ヤマハ)が開幕3連勝、
スーパーバイクは北川圭一(スズキ)が勝ち、スズキ2連勝

 第2戦の2週間後、今季初めて関東での全日本選手権ロードレースが、茨城県結城郡の筑波サーキットで開催された。前日の午後から降り始めた雨もあがり、曇り空ながら、ドライ路面での決勝レースとなった。スーパーバイククラスでは、北川圭一(スズキ)と吉川和多留(ヤマハ)、武石伸也(カワサキ)の3人による激しいトップ争いの末、北川が優勝。スズキは前戦に続き2連勝。GP250では松戸直樹(ヤマハ)が3連勝を果たし、GP125では菊地寛幸(ホンダ)が去年の夏以来の優勝となった。


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●SUPERBIKE/S-NK

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予選好調だった宗和孝宏。決勝を前にリラックスムード。

辻やん登場。武田雄一にどんなアドバイスを?

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スズキに2連勝をもたらした北川圭一。後半の追い上げが奏効。

激しいレースを終えてシャンパンファイト、北川圭一(中)、吉川和多留(左)、武石伸也(右)。

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筑波ならではのパレード。観客の声援に応えて約2kmのコースをゆっくりと1周する。


「北川圭一(スズキ)が2年振りの全日本優勝でスズキ2連勝」

 予選3番手の武石伸也(カワサキ)が好スタート。これにポールポジションを獲得したチームメイトの井筒仁康(カワサキ)が続き、さらに北川圭一(スズキ) 、梁 明(スズキ)のスズキ勢が追う。その後ろに、ニューマシン、YZF-R7を駆るものの第1戦、第2戦と振るわなかった吉川和多留(ヤマハ)、芹沢太麻樹(カワサキ)、今回の予選でいいところのなかったディフェンディングチャンピオン伊藤真一(ホンダ)らが続く。3周目の1コーナーで武石が井筒を抜きレースをリードするが、井筒、梁、吉川、北川らも離されず、トップグループは数台によって形勢されている。3周目、伊藤はピットイン、マシントラブルでリタイアとなった。武石を先頭とするトップグループは、カワサキ3台、スズキ2台、ヤマハ1台。このグループからやや遅れて、亀谷長純(スズキ)、今年からファクトリーマシンを得てスーパーバイクに参戦を開始した玉田誠(ホンダ)、ホンダファクトリーの武田雄一(ホンダ)らの第2グループが続く。
 前戦SUGOの予選で転倒し、右鎖骨を骨折している井筒はレース中盤から遅れ始め、武石、吉川、北川の3台が抜け出した。この3台のバトルは激しく、何度も横に並ぶシーンが展開された。この中から、23周目、吉川が最終コーナーで初めてトップに立ち、武石と北川を抑え始めた。しかし最終ラップ、1 コーナーで北川が吉川のインに強引に飛び込み、このレースで初めて先頭に立った。このまま最後の1周を走り、北川が全日本では96年の7月以来という久しぶりの優勝を果たした。わずかな差で吉川、武石が続き、梁が単独の4位、必死の追い上げを見せた玉田が5位に入った。あまりの激しいバトルのため、北川はチェッカーフラッグに気づかず、ウイニングラップを全開で走行し、訓戒を受けるオマケまでついた。

ライダーコメント:

  • 優勝 北川圭一:サインボードが見えずに、もう1周回ってしまった。どこで抜くとか、いつ抜くといった作戦などなく、行ける時に行こうと思っていた。固いコンパウンドのタイヤを選んだため、前半はペースを上げられなかったが、それが良かったようだ。この調子を持続させたい。
  • 2位 吉川和多留:車体のセッティングがまとまって、思うように走れるようになった。ニューマシンのために、どこのコースも初めてなのでセッティングを詰めるのに時間が掛かっている。路面温度が低かったのが良かったようだ。鈴鹿もこのマシンでは初めてなので、不安要素は多い。
  • 3位 武石伸也: 抜かれた後は、後ろに付いて見ていたという感じで、レースに参加していなかった。サスペンションとタイヤのマッチングがまだ決まっていない。攻めたレースでの3位ではなく、僕はただそこにいただけだった。

●GP250

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スタートの瞬間。加藤大治郎・嘉陽哲久が好スタート。松戸直樹はやや遅れる。

レース序盤のトップ争い。加藤大治郎、嘉陽哲久、後方から追い上げてきた松戸直樹。

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単独転倒でノーポイントレースに終わった加藤大治郎。復調を望むファンは多い。

激しいレースを終えた表彰式、松戸直樹(中)、嘉陽哲久(左)、宮崎敦(右)。


「絶好調の松戸直樹(ヤマハ)が開幕3連勝」

 ホールショットは2番グリッドからスタートした加藤大治郎(ホンダ)。スタートの苦手な松戸直樹(ヤマハ)はポールポジションを獲得しながらも1コーナーを6番手で通過した。それでも、2周目に予選3番手スタートの嘉陽哲久(TSR)の真後ろに付け、3台によるトップグループを形勢する。6周目に嘉陽を交わした松戸は激しく加藤をプッシュ、何度か横に並びかけるが抜くことはできなかった。この二人のバトルから嘉陽が遅れ始め、トップ争いはホンダ、ヤマハの両ファクトリーマシンで争われた。この2台の戦いは10周以上続いたが19周目、加藤が周回遅れを抜くのに手間取ったスキを付いて、第2ヘアピンで松戸がトップに立った。松戸に先行された加藤はその5周後、ダンロップコーナーで単独転倒。このレースをノーポイントで終えた。松戸はその後も危なげない走りでチェッカーを受け、開幕3連勝を達成した。
 加藤の転倒で嘉陽が2位に、3位には昨年までGPに参戦していた宮崎敦(ヤマハ)が入り、95年最終戦以来の全日本表彰台となった。

ライダーコメント:

  • 優勝 松戸直樹: スタートはいつもどおり。大治郎が逃げたら困ると思ったが、それほどペースが上がらないようだったので、追いつくことができた。どこで抜いたらいいか分からず、とにかく抜けるところで抜こうと思っていた。周回遅れがうまく絡んでくれたので、抜くことができた。
  • 2位 嘉陽哲久:レースの途中で集中が切れることがあったので、今日は最後までペースを落とさず頑張った。迷いのようなものがあったが、これで吹っ切れたと思う。次のレースからはイケるはず。また、表彰台に上がりたい。
  • 3位 宮崎敦: 4年ぶりの筑波だったし、スポンサーも大勢応援してくれているので、頑張らなければと思っていた。前戦がマシントラブルで残念な結果だったので、やっと結果が出せたという感じだ。タナボタの3位だし、久しぶりの表彰台という感激はないが、このあと、何とかファクトリーを敗って優勝したい。

●GP125

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決勝レース前のグリッド。R2-1サポートギャルも登場した。

スタート前、レコードタイムを記録して2番手となった中村実(5)。

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レース序盤のトップ争い。仲城英幸を先頭に、中村実、菊池寛幸。

激しいレースを終え、お互いを讃え合う、菊池寛幸(中)、中村実(左)、稲毛田潤(右)。

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決勝終了後のプレスインタビュー。リラックスしたムードの中、冗談も飛び出る。


「ベテラン菊池寛幸が接戦を制して今季初優勝」

 前戦SUGOで3位入賞を果たし、今回2番手グリッドからスタートした中村実(ホンダ)がホールショット、これにディフェンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)が続く。ポールポジションの青山博一(ホンダ)は5番手で1コーナーを立ち上がった。2周目の1コーナーで仲城が中村をかわして先頭に立ち、中村と二人、トップグループを形勢する。この直後、ポールポジションの青山博一(ホンダ)がシルコリンコーナーの立ち上がりで転倒、戦列を離れた。第3集団をリードするのは予選3番手の菊地寛幸(ホンダ)。前の2台を追撃し、11周目の1コーナーで二人を抜き去った。しかし仲城も引かず、1周の間に2、3回も順位を入れ換える攻防が続いた。しかし2周後、仲城が第2ヘアピンでスリップダウン、再スタートしたが大きく順位を落としてしまった。
 ここから12周にわたって、菊地と中村の激しいトップ争いが展開された。決着が付いたのは最終ラップ。1コーナーで中村の前に出た菊地が、昨年のMINE大会以来の優勝を飾った。中村は前戦の3位に続いて表彰台を獲得した。3位には仲城の転倒以降単独走行をしていた稲毛田潤(ホンダ)が入った。転倒後に激しい追い上げを見せた仲城が4位に入賞し、タイトル争いに重要な13ポイントを獲得した。

ライダーコメント:

  • 優勝 菊池寛幸:予選でも足回りのセッティングが決まらなかったが、ウェットパッチが残る路面状況だったので、特に問題にはならなかった。バトルをしているより、ずっと後ろに付かれていた方が辛かったと思う。中村君が何度も仕掛けて来たので、様子が分かり楽だった。今まで0点だったので、この20点はうれしい。まだまだこれから。
  • 2位 中村実:予選まで出なかったチャタリングが、最終コーナーの入口で出てしまい、1コーナーで指されるパターンだった。菊地さんを抜けば逃げられるかと思ったが、そうはいかなかった。悔しい。
  • 3位 稲毛田潤:エンジンに不安を抱えての走行だった。エンジンを壊さないように我慢して走った。取り合えず完走を目指していたが、3位に入れてラッキーだった。

■開催データ
 開催日/予選:5月15日(土)、決勝:5月16日(日)
 天候/予選:曇りのち雨、決勝:曇り 
 入場者数/10,800名(決勝日)


筑波でもダンロップから第2ヘアピンにかけての
インフィールドエリアを開放しました(迫力の画像は後ほど)。

R2-1激感シート情報はこちら


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