R2-1 第3戦　スポーツランドSUGO予選

1999.05.01(土)

グループトップタイム、決勝も2番手スタートの吉川和多留。R7の実力を見せるのはこれからだ。

SB/S-NKの予選2回目は、雨。Bグループで雨中を走行する北川圭一は4番手スタート。

SB/S-NKの予選1回目。Aグループで激しいアタックを見せる、井筒仁康(8)、宗和孝宏(11)、武石伸也(5)の3台。

　開幕戦でホンダの伊藤真一、第2戦でスズキの梁明が勝利を飾り、迎えた第3戦。前週に行なわれた事前テストでは、第2戦のウィナー梁が、トップタイムをマークし、連勝に意欲を見せている。
　だが、金曜日の公式練習はヤマハの吉川和多留、カワサキの芹沢太麻樹がどちらも57秒3という同タイムでトップ。以下、カワサキの武石伸也、井筒仁康と続いた。
　そして、公式予選の行なわれる土曜日の天気予報は、午後から雨というものだった。これを受けて各ライダーは、午前中の予選1回目からタイムアタックを開始。クリアラップの間合いを計る。そして、A組でトップタイムをマークしたのは、カワサキの井筒仁康だった。タイムはコースレコードの57秒156に迫る、57秒180。午後は予報通り雨となり、井筒が初めてポールポジションを獲得した。
　井筒は、2週間前に行なわれた、第2戦SUGOの公式練習で転倒。痛み止めを打ち、予選、決勝を走り、4位でフィニッシュ。レース後、病院で検査を受けると、左鎖骨を骨折していたという。今回の筑波でも、痛み止めの薬を飲んで臨んでいる。
「午後から雨という予報とケガをもあって、予選1回目にタイヤ2セットを使い集中した。明日はスタートしてからレース展開を考えます」
　予選2番手につけたのはB組トップにつけた吉川。以下、武石、北川と続いた。一方、ディフェンディングチャンピオンの伊藤真一は8番手と出遅れている。

[佐藤　寿宏]

●予選レポート執筆者紹介●
[佐藤　寿宏]
ライディングスポーツ編集部員　全日本ロードレース、WSBを主に担当。としひろの“とし”が寿のため、編集部では“ことぶき”と呼ばれている、めでたいやつ。初孫、長男の27歳。