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| Rd6 SUGO | Rd7 SUZUKA | Rd8 TSUKUBA | Rd9 TI-AIDA | Rd10 MOTEGI | | PointRanking | |
R2-1 第6戦 |
1999.08.22(日)開催 |
開催日/予選:8月21日(土)、決勝:8月22日(日) 天候/予選:晴れ、決勝:晴れのち曇り 開催場所/スポーツランドSUGO(3.73750km) 入場者数/11,300人 |
約2カ月のインターバルをおいて、シリーズ後半戦がスポーツランドSUGOで開催 |
残暑の厳しい宮城県柴田郡スポーツランドSUGOで、全日本ロードレース選手権第6戦が開催された。約2カ月のインターバルの後、この第6戦SUGO大会からシリーズ後半戦が始まる。スーパーバイククラスでは、第2戦のSUGO大会に続いて梁 明(スズキ)がポールtoウイン。SUGOでの強さを発揮した。GP250クラスでは、今シーズンすでに4勝し、圧倒的な速さを誇っている松戸直樹(ヤマハ)が優勝。タイトル争いへ向けて貴重な20ポイントを得た。また、GP125クラスでは、ディフェンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)が今季3勝目を上げた。 |
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予選1回目、10時30分から始まったこのクラスの予選は、かなり路面温度の高い状況でのタイムアタックとなったため、全体的にタイムは伸びなかった。武石伸也(カワサキ)が1分31秒114でトップにつけた。午後2時30分からの予選2回目は、日差しが雲に隠れて気温も下がり、午前中よりも好条件の中でタイムアタックが始まった。各ライダーとも続々と1分30秒台に突入していったが、予選終了間際、梁明(スズキ)が1分30秒496をマークし、今季初めてのポールポジションジションを獲得した。「SUGOにはスズキのバイクが合っている感じがする。第2戦のSUGOで優勝もできたので、今度はポールポジションも取りたかった」と梁は語り、明日の決勝へ向けての意欲を露にした。2番手に井筒仁康(カワサキ)、3番手に北川圭一(スズキ)、4番手に芹沢太麻樹(カワサキ)、5番手武石とスズキ勢、カワサキ勢が上位を独占した。6番手には吉川和多留(ヤマハ)が入り、ここまでが1分30秒台をマークした。 |
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4回の優勝でポイントテーブルのトップに立っている松戸直樹(ヤマハ)が、1回目の予選の4周目、1分30秒890を記録し、今年世界グランプリに出場している中野真矢(ヤマハ)が持っていた1分31秒377 のレコードを破った。これに嘉陽哲久(ホンダ)が1分31秒211でまたもファクトリー勢に食い込んできた。前日の公式練習で転倒した加藤大治郎(ホンダ)は1分31秒884で3番手につけた。午後に行なわれた予選2回目は、気温も上がりタイムアップは厳しい状況となり、松戸のポールポジションは確定かと思われた。ところが、前日の公式練習からファクトリーに迫る勢いで好タイムを出している嘉陽が、2回目の予選終了間際に1分30秒579というとんでもないタイムを記録し、ファクトリーの二人を抑えてポールポジションを獲得した。これで2戦連続のポールポジション。2番手に松戸、3番手に加藤となった。 |
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これまで2勝して、ランキングトップを維持している昨年のチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が、まだ路面温度が上がらない午前中に1分35秒893をマーク、堂々のポールポジションを獲得した。「昨日の公式練習で35秒6を出したので、今日は35秒3あたりまでは行きたかった。明日の決勝は1分36秒台のレースになると思われるので、楽なレースはできないだろう」と仲城は語った。予選2番手には1分36秒062を出し、4位2回でランキング4位に付けている藤岡祐三が入った。予選12番手までが36秒台という激しい予選結果だった。 |
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梁 明(スズキ)、北川圭一(スズキ)のスズキコンビが、第2戦のSUGO大会に続きワンツーフィニッシュ |
スーパーバイクの決勝前になると、強い日差しが雲で隠れ、路面温度がやや下がり始めた。わずか1秒の間に12台がひしめく接戦の予選から、好スタートを切ったのは4番グリッドからスタートした芹沢太麻樹(カワサキ)だった。これに北川圭一(スズキ)、井筒仁康(カワサキ)、梁 明(スズキ)など、スズキ、カワサキ勢が集団をリードし、8台によるトップ集団が形成された。6周目に、ポールシッターの梁がこの集団から抜け出し、このレースのファステストラップをマークしながら、後続を引き離しに掛かる。芹沢、北川、井筒の3台となった2位グループから、10周目のシケインで北川が前に出た。スズキの2台がレースをリードし、それをカワサキの2台が追うという展開になった。このカワサキ2台に迫ってきたのが、6番グリッドからスタートした吉川和多留(ヤマハ)だ。吉川が井筒の背後に迫った14周目、井筒が馬の背コーナーで転倒、吉川は労なく4位に浮上した。さらに吉川は先行する芹沢を追い、10周を掛けて23周目に、ついに芹沢の真後ろに付いた。続く24周目、チェッカーの1周前のバックストレートで吉川は芹沢を捕らえ、3位表彰台を得た。第2戦のSUGO大会に続き梁、北川のスズキのワンツーフィニッシュ、北川はランキングトップの座を維持した。梁はこれでランキング3位に浮上した。 ライダーコメント 優勝 梁 明: 2位 北川圭一: 3位 吉川和多留: |
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嘉陽哲久(TSR)の転倒で松戸直樹(ヤマハ)が5勝目 タイトル獲得へ大きく前進 |
ファクトリーの二人を抑えてポールポジションを獲得した嘉陽哲久(TSR)が好スタート。これに加藤大治郎(ホンダ)、予選7番手スタートの中冨伸一(ホンダ)が続く。いつもスタートの悪いランキングトップの松戸直樹(ヤマハ)は、中冨の後ろでオープニングラップを終えた。序盤は嘉陽がじわじわと加藤を引き離し、松戸が加藤を追うという展開。8周目の3コーナーで松戸が加藤をパス、嘉陽を追い始めた。嘉陽と松戸は1分31秒台でトップ争いを展開、松戸はファステストラップを塗り替えながら嘉陽との差を詰めていった。15周目、松戸は1分31秒010というこのレースのファステストラップを記録した。そして17周目、周回遅れをかわそうとした嘉陽がSPアウトコーナーで転倒、リタイヤとなった。これで松戸は首位に立ち、5秒以上の加藤とのアドバンテージを保ちながら、今季5勝目を得た。加藤も単独走行のまま2位でチェッカーを受けた。3位争いは山口辰也(ホンダ)、中冨伸一(ホンダ)、大崎誠之(ヤマハ)、関口太郎(ヤマハ)の4台で、最終ラップまで激しく行なわれた。テールtoノーズの3位争いを制したのは中冨。今季2度目の3位入賞だ。3位から6位までが1.4秒差でゴールラインを通過する激しい争いだった。 ライダーコメント 優勝 松戸直樹:: 2位 加藤大治郎:: 3位 中冨伸一: |
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仲城英幸(ホンダ)王者の貫祿 ポールtoウインで今季3勝目 |
今季、3回目のポールポジションからスタートしたディフェンディングチャンピオン、仲城英幸(ホンダ)が好スタート。1周目から後続を引き離しに掛かった。2周目には2位に1.8秒もの差をつけていた。この仲城を追ったのは予選3番手からスタートした菊池寛幸(ホンダ)だけだった。この二人が1分36秒台で逃げ、後続との距離を付け始めた。さらに仲城と菊池は1分35秒台までタイムを詰め、テールtoノーズでトップ争いを展開した。3位争いは中村実(ホンダ)、予選2番手スタートの藤岡祐三(ホンダ)、19番グリッドからジャンプアップした仲城のチームメイト柚木伸介(ホンダ)、上位陣で唯一ヤマハに乗る久保和寛(ヤマハ)、永田健二(ホンダ)ら6台による集団となっていた。優勝争いは11周目、激しく仲城を追う菊池の転倒で決着が付いた。ランキング2位に付けていた菅谷慎一(ホンダ)は病み上がりで振るわず、6位入賞が精一杯。仲城は11ポイントの差を付けた。激しい2位争いは、15周目に中村が転倒し脱落、僅差で柚木、藤岡、久保の順にチェッカーを受けた。柚木は初めての表彰台。 ライダーコメント 優勝 仲城英幸: 2位 柚木伸介: 3位 藤岡祐三: |
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