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R2-1 第6戦
SUGOスーパーバイクレース予選

1999.08.21(土)


SUPERBIKE/S-NK 予選レポート

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ランキングトップの北川圭一選手は3番手からのスタート。

SUGOでも好調な井筒仁康選手。8耐に続き、決勝での華麗な走りを期待したい。

現在プライベーターではランキングトップの鎌田学選手。

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ポールポジションインタビュー。左から125ccの仲城選手、SBの梁選手、250ccの嘉陽選手。

ポールポジションを決めた梁明選手、予選後の表情。

予選10番手スタートの武田雄一選手。


スズキ&ダンロップ勢が強さを発揮!!

 およそ2か月のインターバルをはさんで、後半戦に突入する全日本選手権だが、スーパーバイククラスは鈴鹿の8時間耐久レースをはさんでいるため、他のクラスほどの長いインターバルではなかった。このSUGOからの5戦で、シリーズタイトルが決まる。

 現在、スズキの北川圭一が77ポイントでランキングトップにつけ、2番手にヤマハの吉川和多留が72ポイントで、この二人がやや抜け出している状況だ。これに、ここまで唯一2勝を挙げているホンダの伊藤真一が追っているが、2戦のリタイアが響き、55ポイントと苦しい戦いだ。

 金曜日の公式練習では、カワサキの武石伸也がトップタイムをマーク。同じく、井筒仁康、芹沢太麻樹も好タイムを記録し、カワサキ勢が好調なところを見せていた。

 土曜日に行なわれた予選1回目。スーパーバイククラスは10時30分からスタートするため、路面温度もかなり高い中でのタイムアタックとなった。このため、全体的にタイムも伸びず、武石の1分31秒114 がトップとタイムとなった。さらに気温が上がるはずの予選2回目に、どこまでタイムを詰められるか、やや不安な状況となった。

 その予選2回目、開始直後にシケインで転倒者がオイルを巻き、赤旗が提示される。その間に雲の量が増え、日差しがやや弱まったきた。そのため路面温度も下がり、タイムアタックには好条件になってきた。上位陣は、続々と1分30秒台に突入していき、ポールポジション獲得の争いは、30秒台の中盤から前半と思われた。残り2分、この時点で井筒が30秒733 でトップにつけていた。チェッカーフラッグの提示される周、誰がどこまでタイムを詰めるかに注目が集まった。最終周、続々と30秒台で予選を終えるライダーがコントロールラインを通過する中で、スズキの梁明が30秒496 をマーク。逆転でポールポジションを獲得した。梁は今シーズン初めてのポールポジションだ。

 「SUGOにはスズキのバイクが合っている感じがする。ここでは優勝もできたし、ポールポジションも穫りたかったので、いいタイミングで穫ることができた。タイムは最後に仕切

り直してアタックして出すことができた」

 2番手に井筒、3番手に北川、4番手に芹沢、5番手武石とスズキ勢、カワサキ勢が上位につけているだけに、この2メーカーの争いになる可能性は高い。そして、ヤマハの吉川までが1分30秒台をマークしている。久しぶりに真夏のSUGOで全日本が行なわれる。果たして、梁のSUGO2連覇は成るのだろうか。

[青木 淳]


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