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R2-1 第9戦 |
1999.10.24(日) |
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タイトルは仲城有利のまま最終戦へ |
スタートでは菊池寛幸がホール。ポールポジションの藤岡祐三は7番手あたりと出遅れ、藤岡同様に逆転タイトルに望みをつなぐ上江洲克次も9番手と少し遅れてスタート。仲城英幸は菊池とホールショット争いをするが、2番手で通過、以下絶妙のスタートを決めた予選10番手の柚木伸介、同6番手の加藤徹、同5番手の羽原繁がその後に続く。その後に菅谷慎一、藤岡、上江洲、山本武宏、永田健二ら8台が一列で続き、混戦を予感させる決勝レースの始まりとなった。 その中からレース序盤から中盤にかけて、菊池、仲城、加藤が抜け出し激しいトップ争いを展開。柚木は後方集団に遅れ、羽原も付いていくのがやっと。タイトル争いの対象となっているポールポジションの藤岡が後方集団から抜け出してきたのはレースも折返しを過ぎた10周目。この周に只一人36秒台に入れた藤岡は、37秒台半ばで争われている4台のトップ争いに急激に追いつくと、11周目には36秒424のファステストラップをマークして、トップ集団からやや離れた羽原をパス、4位へ浮上。仲城が優勝した場合、3位に入らないとタイトルが決まってしまう藤岡の追い上げが始まった。その間にも仲城、菊池、加藤とトップが目まぐるしく入れ換わり、藤岡はそれを後方から見ている様子。 しかし、藤岡のペースはそれ以降は上がらず、逆に菊池と仲城の二人がスパートし、残り2周の段階では加藤、藤岡をやや離して菊池、仲城の順で最終ラップに突入。バックストレートでは仲城が菊池に並ぶが、かわすところまではいかず、最終コーナーでも必至に菊池のインを差そうとした仲城。しかい僅かに及ばず菊池が優勝、仲城は2位でレースを終えた。藤岡が4位、上江洲は13位までポジションを下げてフィニッシュしている。これで、仲城のポイントは114、藤岡が93と21までその差が広がった。最終戦もてぎで仲城は藤岡が優勝しても15位でフィニッシュすればタイトルが決まる。ほぼそれを手中にした仲城、と言えるだろう。 |
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ますます混迷のタイトル争いはもてぎ決戦へ!! |
松戸直樹134、加藤大治郎128と6ポイント差で迎えたTI大会決勝レース。ここにきて以前の速さが戻ってきたNSRを大治郎はレコードでポールポジションへと導いた。 しかし、タイトルは譲れない松戸が決勝レースのスタートを制して綺麗にホールショットを決めると、その直後に大治郎と続き、優勝を狙う嘉陽哲久はやや出遅れたものの、バックストレートでTZの2,000年モデルをドライブする関口太郎をかわすと3位へ浮上し。松戸、大治郎を追走するというオープニングラップから3強がトップ3を形成する。 ところが2周目のストレートで、速さが戻った大治郎が松戸をあっさりとパス、トップに浮上すると32秒半ばのタイムで、早くも松戸以下を引き離す展開へ。さらに哲久も上がらないペースに苦労しながら、前の2台を必死に追う。この結果、序盤から32秒台を連発する大治郎が、松戸との差をじわじわと広げ、中盤を迎える8周目にはコースレコードとなる1分32秒319をマークしながら独走体制に持ち込もうとする。 レース後のインタビューで「付いていけると思ったんだけど…」と話していた松戸だが、大治郎のペースには付いていけず、33秒台半ばのタイムで2番手を走行。折返しを迎える10周目からは周回遅れも絡み始めるとようやくペースの安定してきた哲久が、ペースの上がらない松戸を周回遅れ車両を利用しながらも徐々に射程距離に捉えてきた。その間も大治郎は32秒台でアドバンテージを広げている。 レース終盤、大治郎は2位以下に8秒近い差を付けており、さすがに33秒台前半までペースを落としながらも周回遅れをクリアしつつトップをキープ。俄然激しくなった2位争いはコンマ4秒まで縮まった松戸と哲久の勝負となり、周回毎にタイムを削っていく哲久が、遂に18周目には松戸の直後に付き、テールTOノーズでの走行を展開。この状態で迎えた最終ラップ、バックストレートで松戸に並んだ哲久が前に出ると、次のコーナーでは再び松戸が前と激しい競り合いを続けるが、ダブルヘアピンの2コ目で哲久が痛恨のミス、やや開いた松戸との差は最終コーナー立ち上がりになってもカバーすることが出来ず、松戸、哲久の順でチェッカーを受けた。すでに大治郎はチェッカーを受けており、これで両者のポイント差はさらに縮まって3となった。4位には、序盤関口と激しい争いを展開した山口辰也が入った。 ますます混迷のタイトル争いは、最終戦もてぎで決定する。 |
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タイトル争いは北川の転倒で吉川有利ながら、梁にも可能性が |
122と同ポイントの吉川和多留と北川圭一のタイトル争いに注目が集まる今回。決勝レースで飛び出したのはそのチームメイトの梁明だった。ポールポジションの武石伸也は北川に続いて3番手、以下、井筒仁康、芹沢太麻樹とスズキとカワサキで上位陣が占められる。その後に伊藤真一、吉川和多留、辻村猛、玉田誠、亀谷長純と続く。今回は接戦が予想された通り、レース前半はトップから9台もが一列に並びながら周回を重ねる展開となった。 その中で3周目に北川が梁をかわしてトップに立つと続いて武石も梁をかわして順位を上げる。「どこもタイヤに余裕がないことは分かっていたので、当初は抑えつつ後半に出来るだけ温存しようと思っていた」という梁は、そのまま3位をキープ。その間に武石が北川をパスしてトップに立つが、中盤に差しかかる頃に絶対に落とせないはずのレースで、北川がマイクナイトコーナーでまさかのコースアウトで転倒、ノーポイントレースとなってしまう。その時点では、武石、梁、芹沢、吉川、玉田、井筒がトップ集団を形成していたが、吉川はその転倒を見て、やや引いたと思ったほどだ。 その後、後半に入るとトップの武石と梁のバトルが激しく展開されていたが、10周を残した頃から武石のペースがガクっと落ち、その間に梁がトップに浮上。芹沢、吉川、さらには後方から追い上げてきた伊藤にもかわされた武石は5番手までポジションを下げてしまった。 レースも残り数周となったところで、トップの梁に対し、芹沢が積極的に仕掛けながらレースを展開、その直後では彼らを追う吉川を前に伊藤が仕掛ける状態となった。しかし、芹沢が最終ラップにミスしたこともあり、梁がトップを守り切り、今季最多勝となる4勝目を2連勝で飾った。「ボクは常に絶好調です」と語る芹沢が2位、「ポイント差もないし、これが実質的に最終戦のつもりでレースに臨んだ」と語った吉川が3位表彰台を獲得した。 これで、吉川が137ポイント、北川は122ポイントのままでタイトルの行方は大きく吉川に傾いた。加えて梁が121ポイントまで上げてタイトルの可能性を残したことになるが、最終戦は世界GP、ワールドスーパーバイク参戦のライダーが大挙して参戦してくるだけに、レースの行方もタイトルの行方も波乱に満ちたものになる可能性は高い。 尚、予選2番手の渡辺篤は予選時の転倒で右手を痛めて土曜日の時点でリタイア届が受理されいている。 |
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