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MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第10戦
MFJ グランプリ スーパーバイク in もてぎ

1999.11.07(日)
11.22(月)掲載


■開催日/予選:11月6日(土)、決勝:11月8日(日)■天候/予選:晴れ、決勝:曇り■開催場所/ツインリンクもてぎ(4.801379km)■入場者数/決勝:28,100人

吉川(ヤマハ)、松戸(ヤマハ)、仲城(ホンダ)が最終戦でタイトル獲得
全クラスのタイトルが決まる全日本ロードレース選手権の最終戦が、栃木県芳賀郡ツインリンクもてぎで開催。スーパーバイクはルーキーの玉田誠(ホンダ)が世界GP500で活躍している岡田忠之(ホンダ)を抑えて初優勝。また、吉川和多留(ヤマハ)が5位に入賞し94年以来のチャンピオンに輝いた。3ポイント差でタイトルを争うGP250は、加藤大治郎(ホンダ)が勝ち松戸直樹(ヤマハ)と同ポイントとなったが、前年ランキングの順で松戸がチャンピオンに。GP125は仲城英幸(ホンダ)が5位に入賞し、2年連続のタイトルを獲得した。



予選レポート


■スーパーバイク
 前年チャンピオンの伊藤真一(ホンダ)は、3勝目へ向けて、予選1回目から好調さを見せつけた。予選開始早々、4周目に1分52秒596というコースレコードを出し、暫定のポールポジション。しかし、午後からの予選2回目では、ルーキーの玉田誠(ホンダ)がその伊藤のタイムを破る1分52秒379をマークし、今季2回目のポールポジションを獲得した。2番手は、世界GP500クラスで活躍している岡田忠之(ホンダ)が入り、伊藤は3番手に。ランキングトップの吉川和多留(ヤマハ)は5番手、吉川を追う梁 明(スズキ)が11番手と波乱含みの予選結果となった。また、全戦TIで転倒した北川圭一(スズキ)は転倒の際に左手を骨折、今回出走を見合わせためチャンピオンの可能性がなくなった。



■GP250
 3連勝中の加藤大治郎(ホンダ)が、予選1回目に1分53秒040のコースレコードをマークし、2位以下に大きく差を付けてトップタイムを出した。加藤は3ポイント差でランキングトップの松戸直樹(ヤマハ)を追っているが、逆転のチャンピオン獲得には、松戸より4ポイント以上の差を付けてチェッカーを受けなければならない。加藤に次いでレコードタイムを記録したのは嘉陽哲久(TSR)。嘉陽も従来のレコードタイムを更新している。予選2回目、加藤はさらにタイムを縮め、1分52秒961をマーク。堂々のポールポジションを獲得した。加藤に次いで、2番グリッドを得たのは、昨年のチャンピオンで、今年世界グランプリに初参戦した中野真矢(ヤマハ)だ。嘉陽は3番手、ランキングトップを走る松戸が4番手からのスタートとなる。



■GP125
 21ポイント差で2年連続のチャンピオンに王手をかけている仲城英幸(ホンダ)が、予選A組1回目の走行で2分00秒484というコースレコードをマークし、今季4回目のポールポジションを獲得。4月に行なわれた日本GPで記録されたタイムを、ガソリン規制の厳しい全日本仕様のマシンで更新した。ところが、午後から行なわれた2回目の予選で仲城は、クリアラップでタイムアタックに入った10周目に転倒。予選1回目のタイムを更新することができなかった。予選B組の2回目では、常に仲城とトップ争いを展開しているランキング3位の菊池寛幸(ホンダ)が、最終ラップに2分00秒631を出し、予選2番手を得た。3番手以降は激戦で、2分01秒台に8台がひしめいている。ランキング2位でタイトル獲得の可能性がある藤岡祐三(NER)は4番手。



決勝レポート


■スーパーバイク
吉川和多留(ヤマハ)が5位入賞で
94年以来、2度目のタイトル獲得

 2番グリッドからスタートの岡田忠之(ホンダ)が好スタート。これにポールポジションの玉田誠(ホンダ)、辻村猛(ヤマハ)、伊藤真一(ホンダ)が続く。2周目に伊藤は玉田を交わし2位に、さらに岡田を抜きトップに浮上した。しかし6周目、玉田は岡田と伊藤を抜き去り先頭に立ちレースをリードする。このトップ集団に後方から追い上げてきたのが加賀山就臣(スズキ)。7周目に岡田を、12周目に伊藤を抜き2位に上がり、玉田を追い始めた。一方、2度目のタイトル獲得が掛かっている吉川和多留(ヤマハ)はスタートで出遅れ、追い上げのレースとなった。レース中盤には6位争いの位置まで上がり、ワールドスーパーバイクに参戦している柳川明(カワサキ)、タイトルを争う梁 明(スズキ)らとバトルを繰り広げる。
 レース後半、ペースを上げた岡田が加賀山に肉薄し、玉田、加賀山、岡田のトップ争いとなった。3台はそのまま順位を入れ換えることなくチェッカーを受け、ルーキーの玉田は最終戦で初優勝を果たした。4位争いは、先行する伊藤を巻き込んで順位を入れ換え、梁、吉川、伊藤の順でチェッカーとなった。これで吉川は94年以来2回目のチャンピオンに輝いた。


ライダーコメント

優勝 玉田誠:
レース中、後ろの状況は全く分からず、ただ一生懸命走っていたが、マシンが速かったので勝つことができた。イメージ以上のレースができて、今年の目標である1勝を達成したが、表彰台の数が少なかった。岡田さんに勝ててとてもうれしいが、自分の方がスーパーバイクに乗り慣れているので満足しないで次につなげたい。

2位 加賀山就臣:
(普段はテスト専任なので)久しぶりにレースに出られて幸せだった。スーパーバイクは4年振り。レースウイークは、ストレスなく1回1回の走行を楽しく走った。会社(スズキ)からは絶対に転ぶなと言われていた。玉田君の真後ろにつければブレーキングで抜けると思ったが、後ろにつくことができなかった。

3位 岡田忠之:
GPから帰ってきて、国内で走るのが恒例になっているし、日本のファンの前で走るのはうれしい。スーパーバイクは500よりイージーに乗れるが、パワーと重量がある。就臣(加賀山)に抜かれてしばらく様子を見て最後の2周でトライしたが、自分のミスで抜けなかった。玉田君は勢いがあった。



■GP250
松戸直樹(ヤマハ)が2位入賞し初タイトルを獲得

 3ポイント差でランキングトップを走る松戸直樹(ヤマハ)と、追う加藤大治郎(ホンダ)。これに世界GP250を戦う宇川徹(ホンダ)と中野真矢(ヤマハ)がからむ。スタートは2番グリッドの中野、宇川、加藤、プライベーターの嘉陽哲久(TSR)、松戸と続く。加藤は2周目にトップに立ち、中野、宇川がこれに従う。松戸は嘉陽を抜きあぐね、5番手。加藤は序盤から1分53秒台で逃げ、中野がこれに追走するが、宇川は少しずつ遅れ始めた。7周目、嘉陽をかわした松戸は、宇川を追い始め、一時は2秒近くまで迫った。ところが、その宇川が13周目、コントロールラインを過ぎたところでいきなりストップ。マシントラブルでリタイアとなった。この時点で中野と松戸の差は14秒。さらに19周目、今度は中野のマシンが不調を来たし、5コーナー手前でマシンを止めた。加藤が独走で今季5勝目を上げ、松戸は4回目の2位入賞を果たした。二人は同ポイントで、優勝回数も上位入賞回数も等しいため、前年のランキング順により、松戸が初めてのタイトルを獲得した。


ライダーコメント

優勝 加藤大治郎:
昨日までより路面温度が下がり、タイヤのグリップが下がっていたため、序盤にペースを上げられなかった。チャンピオンは取れなかったが、シーズン後半にマシンが仕上がってきたので、走るのが楽しくなってきた。

2位 松戸直樹:
朝のフリー走行て転倒したこともあって、プレッシャーは感じていた。宇川君と真矢(中野)が止まって、あとは哲久君に抜かれないように頑張った。タイトルを獲得してうれしいが、今回のレースは50点の出来。

3位 嘉陽哲久:
路面温度のせいで、タイヤが思うようにグリップしてくれなかった。今日はこれが精一杯の走り。シーズン途中のケガなどもあり、1勝もできなかった。来年はチャンピオンを目指して頑張りたい。



■GP125
菊池寛幸(ホンダ)が今季3勝目
仲城英幸(ホンダ)が5位入賞で2年連続タイトル決定

 1周目に数台の転倒があり、赤旗中断。約30分遅れて再スタートした。スタートで飛び出したのは予選3番手の中村実(ホンダ)。これに予選2番手の菊池寛幸(ホンダ)、ポイントを獲得すればタイトルが決まる仲城英幸(ホンダ)と続く。6番手スタートの上江洲克次(ヤマハ)も好スタートを見せ、1周目に仲城を抜き3位に浮上。中村、菊池、上江洲の3人がトップグループを形成し、第2集団を仲城がリードする。4周目、菊池は中村をかわしトップに立つと、ジリジリとその差を広げていった。レース中盤、2位に5秒以上のリードを保っていた菊池は、そのまま今季3勝目をあげた。一方2位争いは9周目、上江洲が中村をパスし2位に、第2グループから抜け出した藤岡祐三(NER)も中村を抜いて3位に浮上。上江洲と藤岡の2位争いは8周にわたって続き、コンマ4秒差で上江洲が2位に入った。一方、タイトル獲得のプレッシャーと戦う仲城は、レース終盤、久保和寛(ヤマハ)と4位争いの末、わずかな差で5位入賞。自力で2年連続のタイトルを決めた。


ライダーコメント

優勝 菊池寛幸:
赤旗中断で緊張感が解け、リラックスしてスタートできた。GPから帰ってきたメカニックが予選から手伝ってくれて、セッティングがかなり煮詰まり、100点満点のレースができた。最終戦で勝てて満足している。

2位 上江洲克次:
シーズン中、トップスピードの伸びが足らず悩んでいた。かなり、マシンが熟成されてきて、今回は藤岡君のマシンのスリップに入れたので、最後までバトルすることができた。

3位 藤岡祐三:
2回目のスタートで失敗して、追い上げるレースだったが、序盤はペースが上がらなかった。僕の方が上江洲さんよりストレートエンドの速度が速く、挑発するような抜き方をしてしまい、バトルになってしまった。



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