いよいよ迎えた最終戦決戦。タイトルはだれの手に!?
いよいよ最終戦を迎えたGP250クラスは、各ライダーとも上々の仕上がりを見せており、予選タイムも接近している。それだけに今回は、10台近い台数でトップ争いが繰り広げられそうだ。
ポールポジションを獲得したのはSUGOで育ったといっても過言ではない横江竜司だった。横江は、10月中旬にSUGOでテストを行ない、そこで感触のいいタイヤを見付けていた。そのタイヤでタイムを出し、見事に初ポールをゲットしたのだ。一方、タイトルを争う3人のライダーは、ランキングトップの大崎誠之が3番手、ランキング2位の関口太郎が4番手、ランキング3位の宮崎敦が8番手グリッドを得ている。
レースは、この3人にポールポジションの横江、青山博一、亀谷長純、小山知良がトップ争いに加わってきそうだ。さらに、前回初優勝を果たした酒井大作も気になるところだ。また、5番手のタイムをマークしていた小野寺貴行は予選1回目に3コーナーで転倒を喫してしまい、左手甲を骨折。今回が引退レースだったが、残念ながら欠場することになってしまった。
ランキングトップの大崎は「ここ2戦は、自分の走りができていなかった。でも今回は、予選からいい感触を得ている。後は自分の走りをするだけ」とタイトルへのプレッシャーを感じながらも吹っ切れた様子。関口も「バイクはエンジンも車体も完璧。レース序盤は様子を見て、最後に勝負する」と強気のコメント。宮崎は「レースは大丈夫。バイクもタイヤも決まったし、いいレースをしたい」と3人とも後はレースを待つだけのようだ。果たしてタイトルは、だれの手に渡るのだろうか…。
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