優勝/柳川明
秋吉はスタート直後は特に速いのは分かっていた。レースが実質ドライで初めての走行なので、とりあえず3周は様子を見てから、ペースを上げたら1分30秒台後半が出た。これは勝負になると思った。いつも前にいるライダーが後ろにいたので、最初のウチに頑張った。秋吉くんの動きが分からなかったので、慎重に仕掛けていった。秋吉くんを抜いてからは、サインボードを見間違えていたのもあって最後まで後ろに誰かがいると思っていた。バイクは終盤にタイヤが辛くなってきてが、それがいろんな問題を消してくれた。結果は優勝なので、よかった。金曜、土曜が雨だったから。こうゆうときは、何があるか分からないのでチャンスだった。とにかく久しぶりの優勝なので、うれしいですね。いいことは、そう続くものではないので、次回も初心に返って楽しくレースをしたい。
2位/山口辰也
テストのときから思ったよりもタイムが出ていて、ホントに今回こそ勝てると思っていた。雨が降って、セッティングができなかったと思いきや、決勝はマシンもタイヤも状態は、よかった。最後まであきらめずに追い上げたが、途中、バックマーカーに危ない引っかかり方をしてしまい、そこで気持ちが途切れてしまった。ここのところ、スタートも悪くないし、もっと早い段階で前に行けるように頑張らないといけない。最終戦は、ぜひ勝ちたいですね。
3位/渡辺篤
今回みたいに、金、土と雨で、決勝でドライというのは難しいコンディションだけれど、逆にチャンスだと思っていた。ただ、グリッドが悪すぎたのでスタートだけは絶対に引かないと気合いを入れていた。2番手で1コーナーに入ると、フロントが切れ込んでしまい、2コーナーではハイサイドとなってしまい6番手まで下がった。テストのときもドライであまり走れてなかったけれど、レースでは、いいタイムで走ることができた。柳川さん、秋吉さんが離れていたけど、何とか追いつこうと走っていた。マシンは鈴鹿8耐以降、最高の状態にチームが仕上げてくれているので、最終戦では、今回よりいい成績で終わりたい。
2005年シリーズチャンピオン/伊藤真一
先週のテストでは30秒台で周回できていたので、今回は苦労しないと思っていたら、路面コンディション、気温も上がったこともあり厳しいレースになってしまった。今思えば、予選は守りに入っていた。2回目にタイムを出そうと思ったら、雨が強くなってしまった。走り始めたら、いつもと違い、思うようにペースを上げられなかった。今回は、前の3人が速くて追いつけなかった。タイトルのことが考えないようにしていたが、(山口)辰也や辻村のポジションを気にしていたけれど、とにかく今回は、走っていること自体が大変だった。優勝で終わっていれば、もっとよかったけれど、長くレースをしてきて散々、大事なところでミスをしてきたので、最後まで気を抜かないで走っていた。今年は、自分なりに緊張感がある楽しいシーズンになっている。来シーズンのことは、まだ何も決まってないけれど、もっとおもしろいことをしたい。
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