優勝/#634 山口辰也 Musashi RTハルクプロ
『無事に勝つことができてホッとしています。開幕戦からチームのおかげで、いい状態だったし、今回もバイクがすごくよかった。今週は路面温度が上がらなかったのに、堀尾チーフメカニックがいいセットをつくってきてくれたので、自分ではなく、バイクが発熱させようとしてくれてタイヤもうまくグリップした。レース序盤は様子を見ながらラップタイムを無理のない範囲でコントロールしていました。(酒井)大作と伊藤さんにアクシデントがあって、単独走行になったので、落ち着いてゴールを目指しました。全日本にデビューしてからの3年間はハルク・プロにお世話になって、ワークスチームにも入れて、その後もいろんなチームで走ってきましたが、そこで培ってきたものを今年こそ発揮しようと思っていました。未曾有の不況と言われるときに、いいチーム体制で走らせてくれているMUSASHIさん、ハルク・プロ、そして応援してくれている、すべての人にありがとうといいたいですね』
2位/#39 酒井大作 ヨシムラスズキwithJOMO
『スタートは、まずまずだった。山口さんが速かったから逃げていくと思ったけれど、チャンスがあれば勝負しようと思っていた。山口さんのペースが安定していたので、どこで勝負できるかを考えていたし、伊藤さんもすぐ後ろにいたので、くると思っていた。第2ヘアピンで伊藤さんと接触し、伊藤さんのバイクを引きずりながらコースアウトして、とにかく転倒しないように粘っていた。コースに戻ったときは中須賀選手に抜かれて3番手に落ちてしまったけれど、何とか集中し直して2位でゴールできてよかった』
3位/#1 中須賀克行 YSP Racing Team
『今回のコンディションでは想定内のレースでしたが、自分の持っているパッケージではベストは尽くせたと思う。ニューマシンとなったYZF-R1とは、だいぶコミュニケーションを取れるようになってきているので、もう少しバトルをしたかった。タナボタの表彰台だけれど、その位置を走っていたから獲得できた3位ということで納得しています』 |