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SUPERBIKE RACE in okayama


GPgp3

文部科学大臣杯 2011年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 SUPERBIKE RACE in OKAYAMA
主催:岡山国際サーキット(3,703m)
決勝レポート
DATE:2011-10-9
■開催日/予選:10月8日(土)、決勝:10月9日(日)  ■天候/予選:曇時々晴・ドライ 決勝:晴・ドライ
■開催場所/岡山県・岡山国際サーキット(3,703m)
 ■観客数/9,500人(2日間)

仲城英幸が独走で2連勝を飾る!

 絶妙なスタートでホールショットを奪ったのは大久保光。仲城英幸、渡辺陽向と続いていく。仲城はアトウッドカーブで大久保のインを突くが、コーナー立ち上がりではらんでしまい大久保と渡辺に抜かれてしまう。しかし、その直後のバックストレートからヘアピンの進入で2台をかわしトップに浮上。オープニングラップを制し、大久保、藤井謙太、徳留真紀、渡辺、小室旭、岡田義治、山本武宏、森俊也、北見剣、山田誓己と続いてコントロールラインを通過していく。6番グリッドからスタートした山本剛大は、スタート直後の1コーナーで転倒、レースには復帰するものの大きくポジションを落としてしまう。

 トップに立った仲城は予選タイムを上回る1分37秒前半のタイムで周回し、後続との差を広げていく。2番手の大久保からコンマ5秒ほど離れて藤井、徳留、渡辺の3台が順位を入れ替えながら3番手を争う展開だったが、藤井と徳留が5周目には大久保に追いつき、3台による2番手争いに変わっていく。5周目には、藤井が2番手に浮上し、翌周には徳留が2番手を奪うなど、バトルを繰り広げている間に、一時は離されていた渡辺と、オープニングラップでポジションを落としていた山田が追い付き、2番手争いに加わってくる。5台による2位争いが繰り広げられていたが、9周目のリボルバーコーナーで大久保がまさかの転倒、そのままリタイアとなってしまう。大久保の直後を走っていた渡辺は、大久保の転倒の影響を受け2番手争いから遅れ、2番手争いは3台に絞られる。徳留と藤井が何度もポジションを入れ替えるバトルに、山田がついていくという展開が続いた。

 その後方には小室、少し離れて予選29番手から追い上げた菊池寛幸と山本武宏がバトルを展開していたが、12周目に山本武宏が転倒、リタイアしてしまう。

 トップを快走する仲城は、レース序盤に十分なアドバンテージを築いていたため、レース後半はタイムを抑え、危なげない走りでチェッカーを受け、2連勝を飾った。最終ラップまで続いた徳留と藤井の一騎打ちは、14周目に藤井の前に出た徳留が抑えきり2位でチェッカー。約100分の5秒差で藤井が3位となった。約10分の4秒差で山田が4位。渡辺は単独の5位でゴールし、13周目に小室をかわした菊池寛幸が6位、小室が7位という結果だった。オープニングラップの転倒から追い上げた山本剛大は15位までポジションを挽回しチェッカーを受けた。

 一時は徳留と藤井が同ポイントで並んでいたチャンピオン争いは、徳留が80ポイント、藤井が78ポイントとなり、僅か2ポイント差で最終戦を迎えることになった。山田が72ポイント、仲城が70ポイントで、チャンピオンの可能性を残している。

●ライダーのコメント

優勝/#10 仲城 英幸 Projectμ7C HARC
『土曜日は気温が低く、フロントにも問題があって金曜日よりタイム出せなかったのですが、決勝は問題なく序盤のペースも上げられたので、いいレースができたと思います。最初から飛ばそうと思っていたので、後続が離れてアドバンテージでき、自分のラインを走ることができました。中盤はそこそこのペースでしたが、それでもアドバンテージは築けたので、後半はタイヤをいたわりながら走りました。ここはアップダウンがあって、コーナーの入口は厳しかったけれど競らなかったのが一番の勝因かも。NSFに乗り始めて鈴鹿が一番走りたかったコースなので、最終戦もNSFのよさを、もう一度証明したいと思います。3年間プロトで走ってきて、鈴鹿が4ストと一番、相性がいいと思っているので楽しみですね』

2位/#7 徳留 真紀 Team Alliance & HARC-PRO.
『もちろん優勝を目指してやってきました。テストからレースウイークを通して自分のタイムは遅かったけれど、2ストのいいところを引き出せるように、グリップ力が上がるようなセッティングに進めていき、だんだんペースが上がるようになりました。メカも頑張ってくれました。あとで言い訳するようなレースにしたくないので、できるだけのことをして、あとは転ばないことを第一に考えて走りました。じょうやん(仲城)が最初から(飛ばして)いくのはわかっていたので、(藤井)謙汰と一緒に追いつこうとしていたのですが、追いつきませんでしたね。勝てるかどうかはわからないけれど、追いつけば、いいレースできるイメージはありました。ちょっと今回は苦労しましたが、チャンピオンシップも同ポイントだった謙汰をリードできました。鈴鹿でも自分の走りをして、勝ちにいきたいと思っています』

3位/#12 藤井 謙汰 F.C.C.TSR Honda
『仲城さんが離れてしまい、2位争いがボクと徳留さんの二人になってからは、仲城さんよりペースが速かったので追いつけばいいなと思っていました。ただボクが前に出るとペース上がらなくて、最後に徳留さんの前に出られないかなと考えていました。この2年の間で1000分の1秒まで同着で写真判定だったレースが4回あるのですが、今回は完璧に負けたと思いました。ポイント差は僅か2点でよかったなとも思う反面、最終戦の鈴鹿はホームコースなので勝ちたいけれど、仲城さんも徳留さんも鈴鹿が得意、たぶん菊池先生もくると思うので、今回負けて(徳留に)2ポイント差がついたのは悔しいです』


gp3レース   レーススタート
     
gp3レース  

 

     
gp3レース   仲城英幸
   
gp3レース   2連勝を飾った仲城英幸
   
gp3レース   表彰台
優勝:仲城英幸(中)、2位:徳留真紀(左)、3位:ケンタ
   

Photo:H.Wakita(c)

 
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